「子どもが高校で『情報』を習っていて、話についていけない」「共通テストに情報が入ったと聞いたが、中身を知らない」——そんな大人の学び直しにこそ、AIとの対話が向いています。結論から言うと、「情報I」は暗記科目ではなく、プログラミングとデータの“考え方”の科目。だからこそ、AIと対話しながら「なぜそうなるのか」をたどる学び方と相性がいいのです。
この記事では、ChatGPTやClaudeを使って、大人が「情報I」の要点をつかみ直す手順を、プロンプト例つきで紹介します。
<!-- FIGURE: 情報Iの4分野マップ(情報社会・デザイン・プログラミング・データ活用) -->「情報I」って、そもそも何を学ぶ科目?
「情報I」は、2022年度から高校で必履修になった科目です。そして2025年1月に実施された大学入学共通テストから、新しい出題科目として加わりました(ベネッセ教育情報の分析)。初回の共通テストでは、「コンピュータとプログラミング」「情報通信ネットワークとデータの活用」に関する内容が大きな割合を占めたと分析されています(データサイエンス百景)。
学ぶ範囲は、おおまかに次の4つです。
- 情報社会と法・モラル(著作権、個人情報、セキュリティ)
- 情報デザイン(伝わる図やレイアウトの考え方)
- コンピュータとプログラミング(アルゴリズムの基礎)
- 情報通信ネットワークとデータの活用(表計算・統計の初歩)
「プログラミング」と聞くと身構えますが、共通テストでは特定の言語ではなく、言語を模した疑似言語(共通テスト用プログラム表記)が使われました。大学入試センターも、高校で何らかの言語を実習していれば理解しやすい水準だと説明しています。つまり、暗記より筋道の理解が問われる科目です。
学び直しの土台は「なぜ?」をAIに聞くこと
大人の学び直しでやりがちなのが、用語をノートに書き写して満足してしまうこと。情報Iは考え方の科目なので、「なぜそうするのか」を対話で崩すのが近道です。
私は「情報I」を学び直したい社会人です。プログラミング未経験です。
「変数」と「配列」の違いを、日常のたとえを1つ使って説明してください。
- 専門用語は出した直後にかみくだく
- 最後に、理解できたか確認する質問を1つ出してください
最後に確認の質問を返させると、分かったつもりを防げます。理解があやしい所は「もう少しやさしく」と重ねれば、自分のペースで進められます。
<!-- FIGURE: 疑似言語の短いプログラム例と、その動きを1行ずつ追う図解 -->プログラミングは「読む」から始める
いきなり書こうとすると挫折しがちなので、まずは短いプログラムを読んで動きを追う練習から。AIに疑似コードを出させ、1行ずつ何が起きるかを解説してもらいます。
情報Iの学習用に、5〜8行くらいの短い疑似コードを1つ作ってください。
- 「繰り返し(ループ)」と「条件分岐」が両方入ったもの
- そのあと、変数の値が1行ごとにどう変わるかを表で示してください
- 最後に、この処理が何をしているか一言で
値が1行ごとにどう変わるかを表(トレース)で見ると、プログラムの動きが腑に落ちます。慣れてきたら、実際に手を動かして学べる環境に進むのがおすすめです。ブラウザだけで環境構築なしにPythonを練習できるPyQPRのようなサービスなら、疑似言語で身につけた考え方を、実際のコードで確かめられます。
データ活用は「グラフの読み方」から
共通テストの「データの活用」では、分析結果を多面的に解釈する力が問われました。ここは大人の実務にも直結する分野です。平均値と中央値の違い、相関と因果の取り違え、グラフの見せ方のトリック——このあたりをAIとの対話で押さえておくと、仕事のデータを見る目も養われます。
情報Iの「データの活用」を学び直しています。
「相関関係」と「因果関係」の違いを、身近な例で説明してください。
そのうえで、両者を取り違えやすい例を1つ出し、
なぜ取り違えなのかを解説してください。
ただし、AIが出す具体的な統計の数値はうのみにしないこと。考え方の理解にはAIを使い、正確な数字は資料や公式データで確かめる、という使い分けが安全です。
情報社会のルールは、正確さを最優先で
著作権や個人情報、セキュリティの分野は、制度・法律にかかわるので正確さが命です。AIには概要をかみくだいてもらい、細かい要件は必ず公式で確認します。
<!-- FIGURE: 学び直しの進め方(読む→なぜを聞く→手を動かす→数字は裏取り) -->「情報I」で扱う個人情報の考え方を、社会人向けにやさしくまとめてください。
- 法律の細かい条文ではなく、日常で気をつける観点として
- 断定は避け、正確な定義は公式・教科書で確認するよう最後に添えて
教材と合わせて使うと定着しやすい
対話での学び直しに、体系的な教材を1つ足すと知識が安定します。UdemyPRには情報Iやプログラミング入門、データ分析の講座が買い切りで揃っているので、セール時にレベルの合うものを探すとよいでしょう。紙で通しで学びたいなら、AmazonPRで情報Iの参考書や、やさしい統計・プログラミングの入門書を1冊持っておくと、対話の“地図”になります。制度や出題は変わるので、新しい版を選ぶのがおすすめです。
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まとめ:暗記ではなく「考え方」を対話で
- 情報Iはプログラミングとデータの考え方の科目(2025年から共通テストにも)
- 用語は書き写すより、「なぜ?」をAIに聞いて崩す
- プログラミングは読む・トレースするから始める
- データ活用は考え方をAIで、正確な数字は資料で裏取り
- 法・モラルの分野は正確さ最優先で公式に当たる
子どもと同じ土俵の話ができるようになると、学び直しはぐっと楽しくなります。まずは「変数って何?」の一問から、AIに聞いてみてください。