X(旧Twitter)のヘッダーやブログのバナー画像を作るとき、画像生成AIに「文字入りの完成画像」をそのまま頼むと、たいてい文字が崩れて使えません。結論から言うと、背景・装飾は画像生成AI、文字はCanvaなどのデザインツールで後から重ねるという役割分担がいちばん確実です。この記事では、その手順とプロンプトの書き方を、サイズの考え方とあわせて紹介します。
<!-- FIGURE: 記事全体を表すアイキャッチ(背景=画像生成AI/文字=デザインツール/の2レイヤー分担図) -->結論:バナーは「背景」と「文字」を分けて作る
バナーやヘッダーは、次の2つのレイヤーに分けて考えると失敗しません。
- 背景・装飾レイヤー:雰囲気を作る絵や模様 → 画像生成AIが得意
- 文字レイヤー:タイトルや肩書き、日付など → デザインツールで後載せ
画像生成AIは日本語はもちろん、英語でも文字を正確に描くのが苦手です。だから「文字は生成させない」と最初から割り切り、AIには文字を置く余白がある背景を作らせるのがコツです。この分担にするだけで、仕上がりが一気に安定します。
<!-- FIGURE: 「背景だけ生成 → 文字を後で重ねる」の2ステップを並べたビフォーアフター -->まずサイズを決める(作り直しを防ぐ)
先にサイズを決めておかないと、作ってから「縦横が合わない」と作り直しになります。用途ごとに縦横の比率が違うので、最初に決めます。
- SNSのヘッダー:横長。プロフィール画像やボタンが重なる位置に文字を置かない
- ブログの記事バナー(アイキャッチ):横長で、SNSでシェアされた時に切れないよう中央に要素を寄せる
- 正方形の投稿画像:文字を中央にまとめやすい
具体的な推奨サイズは各サービスの仕様で変わるため、公式ヘルプで最新の推奨サイズを確認してから作り始めると安心です。特にSNSヘッダーは、スマホ表示でアイコンやボタンが被る領域があるので、その部分は空けておきます。
手順:背景を生成 → 余白を意識 → 文字を後載せ
ステップ1:背景の雰囲気をプロンプトで指定する
まず、文字を載せる前提の背景を作ります。ポイントは「余白」「シンプル」「文字を置くスペース」を明示することです。
ブログのヘッダー用の背景画像。横長。
テーマ:AIと暮らしの学び、やわらかく親しみやすい雰囲気。
・淡い色合い(青とクリーム系)でうるさくしない
・中央から右側は文字を載せるので、要素を左に寄せて余白をつくる
・写真ではなくシンプルなイラスト調
・文字は入れないでください
「文字は入れないでください」と念押しし、「余白を作って」と伝えるのが重要です。装飾を詰め込みすぎた背景は、後で文字が読みにくくなります。
ステップ2:色数を絞って“小さくても読める”ようにする
バナーはスマホで小さく表示されます。実際に作ってみると、色数が多い背景ほど文字が埋もれます。背景は色数を2〜3色に絞り、文字を置くあたりは淡く・平らにしておくと、後で載せる文字がくっきりします。うまく余白ができない時は、生成した画像の上半分だけを使う、明るさを落として文字を白抜きにする、といった調整も効きます。
<!-- FIGURE: 色数が多い背景(文字が埋もれる)と、余白のある背景(文字が映える)の対比 -->ステップ3:文字はデザインツールで重ねる
背景ができたら、Canvaなどのデザインツールに読み込み、その上に文字を重ねます。ここは生成AIに任せず、自分で打つのが確実です。
- タイトルは太めで大きく、サブは小さく
- 文字色は背景とコントラストを付ける(淡い背景に濃い文字、など)
- 情報を詰め込みすぎない(ヘッダーはタイトル+ひと言くらいで十分)
文字を自分で打てば、誤字も崩れも起きません。フォントや配置を変えるだけで印象が変わるので、2〜3パターン試して選ぶと納得のいく1枚になります。
そのまま使えるプロンプト例(SNSヘッダー向け)
SNSのプロフィールヘッダー用の横長背景。
テーマ:◯◯(自分の発信テーマ)。落ち着いた印象。
・左下はプロフィールアイコンが重なるので、その部分は装飾を控えめに
・全体は同系色でまとめ、文字を載せる余白を上部につくる
・文字・ロゴは入れないでください
「アイコンが重なる位置」を伝えておくと、大事な要素がアイコンで隠れる失敗を防げます。
ここに注意(権利とルール)
- 商用利用の可否は規約を確認:使う画像生成サービスごとに、作った画像を商用で使えるか、条件が違います。ビジネス用途なら必ず利用規約を確認します。
- 既存のロゴ・キャラクターを模倣しない:有名ブランドやアニメ風など、特定の権利物に寄せた指示は避けます。
- 人物の顔は扱いに注意:実在の人物に似せた画像は使わないのが無難です。
- 各SNSの画像規定:推奨サイズや使用ルールは各プラットフォームの公式ヘルプで最新を確認します。
本記事はアフィリエイトリンクを含みます(PR)。背景づくりに使う画像生成AIを、環境構築なしにブラウザだけで始めたい場合は、ConoHa AI CanvasPR のようなサービスが手軽です。まずは無料や低コストの範囲で背景を数枚作り、Canvaで文字を載せる流れを一度通してみると、コツがつかめます。
まとめ
バナー・ヘッダー画像は、背景は画像生成AI、文字はデザインツールで後載せ——この2レイヤー分担が失敗しない基本です。先にサイズを決め、余白のある背景を作り、文字は自分で重ねる。この順番なら、文字崩れに悩まず、小さく表示されても読める1枚が作れます。まずは自分の発信テーマで、余白を意識した背景を1枚生成するところから試してみてください。