AI活用の教科書

キャッチコピー・ネーミングをAIで量産して絞る|商品名・店名・見出しの作り方とプロンプト

キャッチコピー2026年7月24日6 分で読了執筆: 翔平

商品名・店名・キャッチコピーづくりにAIを使うコツを、コピペ用プロンプト付きで解説。方向性を言葉で伝えて候補を大量に出し、型で切り口を変え、響きと重複を自分でチェックして絞り込む——AIを「壁打ち相手」にする実践的な流れを紹介します。

ネーミングコピーライティングAI活用クリエイティブ
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商品名やキャッチコピーは、一晩うなっても1つも決まらないことがあります。この記事では、AIに候補を大量に出させて、そこから人が選び・磨く という進め方を、コピペできるプロンプト付きで紹介します。ネーミングでも見出しでも使える考え方です。

先に結論を言うと、AIが得意なのは「発散」——短時間でたくさんの切り口を並べることです。逆に、どれが一番しっくりくるかの判断、響きの良さ、そして名前がすでに使われていないかの確認は人の仕事 です。この役割分担が、AIでコピーづくりを進めるいちばんのコツです。

<!-- FIGURE: 記事全体を表すアイキャッチ(コピーづくりを「発散=AI/収束=人」の2フェーズで示す図) -->

AIに任せる部分・人が決める部分

いきなり「良いキャッチコピーを作って」と頼むと、当たりさわりのない1案が返ってきてがっかりします。AIの強みは1つの正解ではなく、数の力 にあります。

  • AIに任せる:切り口を変えた候補を大量に出す/同じ意味を別の言葉で言い換える/型に沿って変奏する
  • 人が決める:ターゲットに響くか/声に出したときの気持ちよさ/ブランドのトーンに合うか/すでに使われていないか

つまり「AIで広げて、人で絞る」。この順番を守るだけで、コピーづくりの手戻りがぐっと減ります。

<!-- FIGURE: 「発散フェーズ(大量の候補)」から「収束フェーズ(人が選ぶ)」へ絞り込む漏斗の図 -->

ステップ1:前提を渡してから大量に出させる

良い候補を引き出す鍵は、プロンプト に前提を詰めることです。誰に・何を・どんな印象で伝えたいのかを渡すほど、的を射た候補になります。

コピペ用プロンプト(発散)

あなたは日本語のコピーライターです。次の商品のキャッチコピー候補を20案出してください。
- 商品:(例:忙しい朝でも3分で作れる冷凍の和風スープ)
- ターゲット:(例:一人暮らしの20〜30代、朝食を抜きがちな人)
- 伝えたい価値:(例:手軽さと、ほっとする味)
- 避けたいトーン:(例:大げさ、あおり口調、誇張表現)
条件:
- 1案は20文字以内で、声に出しやすいこと
- 「機能を言う案」「気持ちを言う案」「情景を描く案」をバランスよく混ぜること
- 誇大表現や、効果を断定する表現は使わないこと
コードをコピーしました

ポイントは3つです。ひとつ目は「20案」と数を多めに指定すること。少なく頼むと無難な案しか出ません。ふたつ目は「機能・気持ち・情景」のように切り口を指定すること。放っておくと似た案ばかりになります。みっつ目は「誇大表現・断定を避ける」と明記すること。コピーは景品表示法などのルールにも関わるため、事実と違う効果をうたわないよう最初に釘を刺しておきます。

筆者が試したときは、20案のうち「使えそう」と感じたのは2〜3案でしたが、そのなかに自分では思いつかない角度の言い回しがあり、それを土台に手直しして仕上げました。採用率が低くても、種を大量にもらえる のがこの使い方の価値です。

<!-- FIGURE: 「機能を言う案/気持ちを言う案/情景を描く案」の3切り口でコピーが枝分かれする図 -->

ステップ2:型を使って切り口をずらす

候補が似通ってきたら、「型」を指定して変奏させます。コピーには昔から使われる型がいくつもあり、それをAIに当てはめさせると一気に幅が出ます。

コピペ用プロンプト(型で変奏)

次のコピーの方向性を、いろいろな「型」で書き分けてください。各型2案ずつ。
- 呼びかけ型(読み手に語りかける)
- 数字・具体型(誇張せず、具体的な事実だけ)
- 疑問型(問いかけで引き込む)
- ビフォーアフター型(変化を描く)
- 擬音・リズム型(声に出して気持ちいい響き)
商品情報は先ほどと同じです。事実に反する数字は使わないでください。
コードをコピーしました

「数字・具体型」を使うときだけは注意が必要です。具体的な数字や事実は、必ず自分が確認できるものだけ を使ってください。AIは説得力を出そうとして、それらしい数字を作ってしまうことがあります。「たった3分」と書くなら、本当に3分なのかを自分で確かめる。ここを怠ると、あとで表示のトラブルにつながります。

ステップ3:ネーミングは「響き」と「重複」を人が見る

商品名や店名づくりも、発散はAIが得意です。ただしネーミングには、キャッチコピー以上に 人が確認すべき関門 があります。

コピペ用プロンプト(ネーミング)

次のサービスの名前候補を15個提案してください。
- サービス内容:(例:地域の農家と飲食店をつなぐ産直マッチング)
- 印象:親しみやすく、覚えやすく、口に出しやすい
- 条件:カタカナ・ひらがな・和語をバランスよく/読みが一通りに定まること
各候補に「由来・込めた意味」を1行添えてください。
奇抜すぎて読めないものは避けてください。
コードをコピーしました

候補が出たら、次の3つは 必ず自分で確認 します。

  1. 声に出したときの気持ちよさ:文字で良くても、言いにくい名前は広がりにくいものです。
  2. 別の意味に取られないか:略したときや外国語での響きに、意図しない意味が隠れていないか。
  3. すでに使われていないか:同名の商品・店・サービスがないか、商標として登録されていないか。ここは検索や、必要なら専門家・特許情報の確認が欠かせません。AIは「その名前が空いているか」を保証できません。

とくに3つ目は事業に関わる重要な確認です。AIが「良い名前です」と言っても、それは 使えることの保証ではありません。名前を本格的に使う前には、自分で重複を調べる工程を必ず挟んでください。

<!-- FIGURE: ネーミング候補に対する人のチェック3点(響き・別の意味・重複)のチェックリスト図 -->

そのまま使わず「素材」として磨く

AIが出した案は、あくまで下ごしらえです。最後は自分の言葉で整えます。語尾を1音削る、助詞を変える、順番を入れ替える——こうした小さな調整で、借り物っぽさが消えて「自分たちの言葉」になります。

複数案で迷ったら、AIに「この3案を、それぞれ長所と短所の観点で比べて」と頼むと、判断の材料を整理してくれます。ただし 最終的にどれを選ぶかは人が決める。読み手の顔を思い浮かべながら選ぶことが、AIには代わりのできない部分です。

コピーの力をもう一段伸ばしたいなら

AIで数を出せるようになると、次に効いてくるのは「良い案を見抜く目」です。コピーライティングの型や考え方を体系的に学ぶと、AIの出力から光る案を選ぶ精度が上がります。動画で学ぶなら UdemyPR にコピーライティングやマーケティング文章の講座があり、書籍で腰を据えたいなら AmazonPR で定番の入門書のレビューを見比べて選ぶとよいでしょう。学んだ「型」をそのままプロンプトの指示に流用できるのも、独学と相性がよい点です。

まとめ:広げるのはAI、選ぶのは人

キャッチコピーもネーミングも、AIは「候補を大量に広げる」フェーズで力を発揮します。前提を詰めて数多く出させ、型で切り口をずらし、そこから 響き・意味・重複を人が確認して絞り込む。とくにネーミングの重複チェックと、コピーの数字・事実の裏取りは、人が必ず担う工程です。AIを発散の相棒に、収束は自分の目で——この分担が、伝わる言葉づくりの近道です。

本記事はアフィリエイトリンクを含みます(PR)。まずは今作りたい名前やコピーの前提を書き出して、上の「発散」プロンプトで20案もらうところから始めてみてください。

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