AI活用の教科書

AIで絵本づくり|物語と挿絵をそろえる作り方とプロンプト例【親子の夏休みにも】

絵本2026年7月6日5 分で読了執筆: 翔平

オリジナルの絵本をAIで作ってみたい方へ。ChatGPTで物語の骨組みを、画像生成AIで挿絵を作り、キャラクターの見た目をそろえるコツをまとめました。著作権や商用利用の注意点、親子で楽しむ手順も具体的に解説します。

画像生成AIAI活用創作親子プロンプト
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「世界に一つだけの絵本を作ってみたい」——そんな方へ結論から書きます。絵本づくりは、物語をAI(ChatGPTなど)で、挿絵を画像生成AIで作ると、一人でも形にできます。夏休みに親子で挑戦する題材にもぴったりです。いちばんのコツは登場人物の見た目を最初に固めて、全ページで使い回すこと。ここを押さえるだけで、「ページごとに主人公の顔が変わる」失敗を避けられます。

<!-- FIGURE: 絵本づくりの全体像(物語=文章AI / 挿絵=画像生成AI / 統一=キャラ設定の固定)を示すアイキャッチ -->

全体の流れ:4つの工程に分ける

いきなり作り始めると迷子になります。工程を分けて、1つずつ進めましょう。

工程使うものゴール
① 物語を作るChatGPT / Claudeページ割りされたあらすじと文章
② キャラ設定を固める文章AI+メモ主人公の見た目を言葉で固定
③ 挿絵を作る画像生成AI各ページの絵
④ 仕上げる文書ソフト/印刷文字と絵を組んで1冊に

生成AIは「文章を書く」「絵を描く」を別々の道具で担います。役割を分けて考えると、うまくいきます。

<!-- FIGURE: ①物語→②キャラ設定→③挿絵→④仕上げ の4工程フロー図 -->

工程1:物語の骨組みを作る

まずは短い物語を、ページ割りまで含めて作ってもらいます。

5〜7歳の子ども向けに、やさしいオリジナル絵本の物語を作ってください。
・テーマ:(例)はずかしがりやのハリネズミが、はじめての友だちを作る話
・全10ページで、各ページに「そのページの短い文章(2〜3文)」と
 「そのページの絵の内容(何が描かれているか)」を分けて書く
・むずかしい言葉は使わず、リズムよく読めるようにする
・こわい・悲しすぎる展開は避け、あたたかい読後感にする
コードをコピーしました

「文章」と「絵の内容」を分けて出させるのがポイントです。あとで挿絵を作るとき、そのまま指示に使えます。実際に試すと、ページごとの絵の指示までそろうので、②以降がとても楽になりました。

<!-- FIGURE: 物語をページ単位で「文章+絵の内容」に分けて出力する例 -->

工程2:キャラクターの見た目を「言葉」で固定する

絵本づくりで最初につまずくのが、ページごとに主人公の見た目が変わってしまうこと。これを防ぐため、見た目を細かく言葉にして、毎回の絵の指示に貼り付けます。

このハリネズミの主人公の見た目を、毎回の挿絵で同じにしたいです。
「色・大きさ・服や持ち物・表情の特徴」を、短い固定の説明文に
まとめてください。すべての挿絵の指示の先頭に貼り付けて使います。
コードをコピーしました

例:「茶色の小さなハリネズミ、丸い黒目、赤い水玉のマフラー、いつも少し困り顔」——このようなキャラクター設定文を作り、全ページの挿絵指示の先頭に固定します。これが統一感の決め手です。

工程3:挿絵を作る(プロンプトの型)

画像生成AIには、②で固めたキャラ設定+そのページの場面を組み合わせて渡します。多くの画像生成AIは、内部で拡散モデルという仕組みを使っています。指示(プロンプト)は次の型が扱いやすいです。

【キャラ設定(毎回固定)】茶色の小さなハリネズミ、丸い黒目、
赤い水玉のマフラー、少し困り顔。
【この場面】草原で、初めて会ったうさぎに小さく手をふっている。
【絵のスタイル】やさしい水彩風の絵本イラスト、あたたかい色合い、
背景はシンプル、文字は入れない。
コードをコピーしました

「絵のスタイル」も毎回そろえると、全ページのトーンが統一されます。文字は画像に入れず、あとで別に載せるのがきれいに仕上げるコツです(画像生成AIは文字が苦手なため)。

<!-- FIGURE: キャラ設定+場面+スタイルを組み合わせた挿絵プロンプトの構造図 -->

環境構築なしにブラウザだけで画像生成を試したい場合は、ConoHa AI CanvasPRのようなサービスを使うと、パソコンに専用ソフトを入れずに挿絵づくりを始められます。

工程4:文字と絵を組んで1冊に

あとは、文書ソフトやスライドで「1ページ=絵+文章」の形に並べていきます。PDFにすればタブレットで読めますし、プリンターや印刷サービスで製本すれば手元に残る1冊になります。表紙もキャラ設定文を使って1枚作ると、ぐっと本らしくなります。

気をつけたいこと(著作権・安全)

楽しく作るために、ここだけは押さえておきましょう。

  • 既存のキャラクターや作風をまねない。有名なアニメ・絵本のキャラ名やそっくりの見た目を指示するのは避け、オリジナルの設定で作る。
  • 商用利用は各サービスの規約を確認。販売や配布を考えるなら、使う画像生成AIの利用規約で商用利用の可否と条件を必ず確認する。趣味・家庭内で楽しむだけなら気楽に。
  • 子どもと作るときは大人が一緒に。入力する内容や生成された絵を大人が確認しながら進める。
<!-- FIGURE: オリジナル設定で作る/規約を確認する、の注意点まとめ図 -->

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まとめ:物語と絵を分けて、キャラ設定でそろえる

  • 物語は文章AI、挿絵は画像生成AIと、道具を分けて進める
  • 主人公の見た目をキャラ設定文で固定し、全ページの指示に貼り付ける
  • 文字は画像に入れず、あとで別に載せるときれいに仕上がる
  • 既存キャラをまねない・商用利用は規約確認——ここだけは守る

作りたい話をひと言決めて、まずは物語のページ割りから。夏休みの午後、親子で1冊を形にしていく——そんな時間の相棒に、AIはよく合います。

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