「動画を作ってみたいけれど、カメラの前で何を話せばいいか固まらない」「撮り始めてから話が脱線して、編集で泣く」。そんな方へ、先に結論をお伝えします。動画づくりでいちばん効くのは、撮影や編集より前の「企画・構成・台本」の設計です。ここをAIと一緒に組んでおくと、撮影も編集もぐっと楽になります。作りたいテーマと想定視聴者を生成AIに渡し、企画の切り口・話す順番・各パートの台本をたたき台にしてもらう。仕上げは自分の言葉に直す、という流れです。顔出しをしなくても、スライドや画面録画、手元の作業映像で成立します。
<!-- FIGURE: 記事全体を表すアイキャッチ(テーマと視聴者を入力すると、AIが「企画・構成・台本」の設計図を返す図) -->「設計」は、絵コンテや字幕とは別の工程
動画制作の準備というと、絵コンテや字幕を思い浮かべる方もいるかもしれません。ですが、それらの前にやるべきなのが「中身の設計」です。
- 企画・構成・台本(この記事):何を、どの順番で、どう話すか。動画の"骨格"
- 絵コンテ:各カットの"見た目"を並べる設計図
- 字幕・テロップ:撮ったあとに付ける文字
順番としては、まず中身を設計し、それから見た目や文字に進むと迷いません。骨格が曖昧なまま撮ると、editで「話が長い」「オチがない」と気づいて撮り直しになりがちです。設計に時間をかけるほど、撮影と編集は短くなります。
<!-- FIGURE: 「設計(企画・構成・台本)→絵コンテ→撮影→字幕」の制作工程で、設計が最上流にあることを示した流れ図 -->AIで組み立てる3つのパーツ
1. 企画(切り口を決める)
同じテーマでも切り口で伝わり方が変わります。「初心者向けに一から」「よくある失敗の回避」「3分でわかる要点」など、AIに切り口を複数出させて、想定視聴者に一番合うものを選びます。
2. 構成(話す順番と尺)
視聴者は最初の数十秒で見続けるか決めます。「つかみ→今日の内容の予告→本題→まとめ」といった型に、テーマを流し込む。各パートにおよその秒数を割り振ると、全体の尺が見えます。
3. 台本(話す言葉)
一字一句の暗記用ではなく、話す言葉のガイドです。AIには「読み上げ原稿ではなく、話し言葉のメモとして」と頼むと、棒読みになりにくい台本が出ます。
<!-- FIGURE: 企画(切り口)→構成(順番と尺)→台本(話す言葉)の3パーツと、それぞれで人が決めることを並べた図 -->コピペで使える動画設計プロンプト
作りたい動画の前提を埋めて、そのまま貼って使えます。
あなたは、動画制作の構成作家です。
下記の前提で、顔出しをしない解説動画の設計をしてください。
【前提】
- テーマ:(例:スマホ写真をきれいに撮るコツ)
- 想定視聴者:(例:カメラに詳しくない社会人)
- 動画の長さ:(例:5分くらい)
- 見せ方:(例:スライドと画面録画。顔は出さない)
- 見た人にしてほしいこと:(例:明日から1つ試したくなる)
【作ってほしいもの】
1. 企画の切り口を3案(それぞれ一言で違いが分かるように)
2. 選んだ前提での構成(つかみ/本題の見出し/まとめ、各パートの目安の秒数つき)
3. 各パートの台本(読み上げ原稿ではなく、話し言葉のメモとして)
4. 撮影・編集で気をつける点(顔出しなしで成立させるコツ)
【お願い】
- 誇張した表現や断定は使わない
- 事実・数字の部分は【要確認】と明記して、私が裏取りできるようにする
ポイントは、見せ方に「顔は出さない」と最初に書くことです。こう伝えると、AIはスライドや手元映像を前提にした構成を返してくれます。ChatGPTでもClaudeでも、このプロンプトの骨格は共通して使えます。
撮る前にひと手間かけると変わる(一次情報)
筆者が短い解説動画を作ったとき、いきなり撮り始めて失敗しました。話が行ったり来たりして、10分撮ったのに使えたのは2分ほど。そこで先にAIと構成を組み、各パートに秒数を振ってから撮り直したところ、撮影は一度で収まり、編集時間も目に見えて減りました。
具体的には、AIが出した台本をそのまま読まないのがコツでした。声に出して読むと、自分の言葉ではない箇所で不自然に詰まります。その部分だけ自分の言い回しに直し、台本は「次に何を話すか」を思い出すための地図として手元に置く。カンペを棒読みするのとは違う使い方です。所要時間は、テーマ決めから台本の手直しまで20分ほどでした。
ただし注意点があります。AIが台本に盛り込んだ事実や数字は、そのまま信じないこと。存在しない統計や、あいまいな言い切り(ハルシネーション)が混じることがあります。該当箇所は【要確認】のまま、自分で一次情報にあたって埋めてください。
<!-- FIGURE: AIの台本を「そのまま読む」のではなく、詰まった箇所だけ自分の言葉に直して\"地図\"として使う流れの図 -->顔出しなしで成立させるコツ
- 主役を「画面」にする:スライド、画面録画、手元の作業、資料の映像など。話す内容が主役なら、顔は必須ではありません
- 声で間を作る:早口にならないよう、台本に「ここで一拍おく」とメモを入れておくと聞きやすくなります
- 1本1テーマ:あれもこれも詰め込まず、伝えたいことを1つに絞ると、短くても伝わります
AIに渡すときの注意点
- 事実と数字は自分で確認:台本の該当箇所は【要確認】で残し、公式や一次情報で埋める
- 実在の人物・店舗・作品に配慮:具体名を出すときは、事実を偽らない・無断で不利益を与えないように気をつける
- 音源や素材は権利を確認:BGMや効果音、使う画像は、商用可否とライセンスを配布元の規約で確かめる
もっと動画づくりを学びたい人へ
構成や台本の型を知っておくと、AIのたたき台を自分のものにしやすくなります。UdemyPRには動画編集やYouTube運用、構成づくりに関する講座があり、セール時に買い切りでそろえやすい形です。手元で読みながら整えたい方は、AmazonPRの動画制作・話し方の書籍も相性がよいでしょう。
本記事はアフィリエイトリンクを含みます(PR)。まずは作りたい動画のテーマと視聴者をAIに伝えて、企画の切り口を3案もらうところから始めてみてください。
まとめ
- 動画づくりは「設計(企画・構成・台本)」が最上流。ここで決まる
- AIで組むのは「企画の切り口・話す順番と尺・話す台本」の3つ
- 台本はそのまま読まず、詰まった箇所を自分の言葉に直して地図にする
- 事実・数字は【要確認】で自分が裏取り。素材は権利を規約で確認
撮る前の20分を設計に使うと、撮影と編集はずっと軽くなります。顔を出さなくても、伝えたい中身がはっきりしていれば動画は成立します。まずは骨格づくりから始めてみてください。