応用情報技術者試験(AP)は、基本情報の次に目指す国家試験で、記述式(選択肢から選ぶのではなく、自分の言葉で答えを書く形式)の問題が増えるのが大きな特徴です。知識を覚えるだけでは足りず、「読んで・考えて・書く」練習が点数を分けます。
ひとつ知っておきたいのが制度の変更です。応用情報技術者試験は、2026年度(令和8年度)からCBT方式(パソコンで解く形式)に移行することが発表されています。これに合わせて「午前試験→科目A」「午後試験→科目B」へと名称が変わります。出題範囲・問題形式・問題数・試験時間そのものに変更はないとIPAは説明していますが、試験日程は従来の春期・秋期の年2回から、一定期間内の複数日で受験する形に変わる予定です。受験する年度の最新情報はIPAの公式サイトで確認しておくと安心です。最近の対策本で「科目B」と書かれているものは、この新しい呼び方に対応した版であることが多いです。
まずは教科書で全体像を(科目A・科目Bの土台)
応用情報は範囲がさらに広がるので、まずは1冊で全体を見渡せる教科書から始めるのがおすすめです。基本情報でキタミ式を使った人なら、同じシリーズの応用版が読み口を変えずに進められて相性が良いです。
イラストとたとえ話で解説するスタイルは応用情報版でも健在で、はじめて応用情報に取り組む人でも、難しくなりがちな分野にやさしく入っていけます。
午後(科目B)対策が合否を分ける
応用情報でいちばん差がつくのが、記述式の午後(科目B)です。ここは「知っているか」よりも「解き方の手順を身につけているか」が問われるので、午後専用の対策本で型を身につけるのが定番のやり方です。
アイテックの「科目Bの重点対策」は、従来「午後問題の重点対策」と呼ばれてきた定番が、CBT化・名称変更に合わせて改題された最新版です。分野ごとに解答の手順まで丁寧に解説してくれるので、午後の点が安定しない人にとって、対策の軸として使いやすい一冊です。
午前(科目A)は「過去問道場」で演習(無料)
午前(科目A)の対策は、無料で過去問を解けるWebサイト SB応用情報技術者試験ドットコム(過去問道場)SE が定番です。
- 過去問をブラウザでそのまま解ける(解説付き)
- 分野別・年度別に絞って演習できる
- スマホでスキマ時間に回せる
午前は範囲が広いぶん、過去問道場をくり返して出題パターンに慣れるのが効率的です。市販の問題集を足すのは、そのあとでも遅くありません。
おすすめの組み合わせ(まとめ)
- 教科書1冊で全体像をつかむ(キタミ式 応用情報)
- 午後(科目B)対策1冊で記述の解き方を身につける
- 過去問道場(無料)で午前(科目A)を演習
まだ基本情報を受けていない人は、先に基本情報技術者試験の参考書の選び方から始めると、無理なくステップアップできます。