資格の勉強がひと段落すると、次に効いてくるのが「仕組みを理解する本」と「コードの書き方を磨く本」です。流行に左右されにくい定番の名著は、何年たっても役に立ちます。
この記事では、現役エンジニアが繰り返し手に取る本を、①ITの仕組みを知る ②コードの書き方を磨くの2つに分けて紹介します。
① ITの仕組みを知る
アプリやAIを動かしている土台、つまりネットワークやプログラムの仕組みは、一度ていねいに理解しておくと応用が効きます。
ネットワークの流れを最後まで追える1冊
ブラウザでURLを入力してからページが表示されるまで、データがどこをどう通っていくのか。その流れを物語のように追えるのがこの本です。
プログラムが動く仕組みを根っこから
自分が書いたコードが、なぜコンピュータの上で動くのか。メモリやCPUといった土台から、やさしく解説してくれる定番です。第3版では機械学習の章も加わっています。
TCP/IPの定番入門書
ネットワークをもう一歩踏み込んで学びたくなったら、TCP/IP(インターネット上で機器どうしがデータをやり取りするときの共通ルール)の仕組みを体系的にまとめたこの本が長く使えます。少しボリュームはありますが、困ったときに辞書のように引ける一冊です。
コンテナ(Docker / Kubernetes)の最初の一歩
最近のアプリ開発やAIの実行環境で当たり前になったコンテナ(アプリを動かす環境ごと一つの箱にまとめて持ち運べる仕組み)を、図解でやさしく始められます。「名前は聞くけれど触ったことがない」人の入り口にちょうどよいです。
② コードの書き方を磨く
ただ動くコードと、読みやすく直しやすいコードは別物です。チームで開発したり、後から自分が読み返したりするとき、書き方の良し悪しがじわじわ効いてきます。
まず読みたい「読みやすいコード」の教科書
変数の名前の付け方から、コメントの書き方まで。すぐ実践しやすい短いテクニックが詰まった、最初に薦めたい一冊です。
既存のコードを安全に改善する技術
動いているコードを壊さずに整理していく「リファクタリング」の考え方と手順をまとめた定番です。少し本格的ですが、長く読み継がれている名著です。
どれから読む?(まとめ)
- 仕組みを知りたいなら:まず「ネットワークはなぜつながるのか」「プログラムはなぜ動くのか」から
- 書き方を良くしたいなら:「リーダブルコード」が入り口にぴったり
- 興味のある一冊からで大丈夫です。気になったところから手に取ってみてください。
これから手を動かしてプログラミングを始める人は、Python独学の始め方から。資格から入りたい人は、基本情報技術者試験の参考書もあわせてどうぞ。