AI活用の教科書

AIで案内図・アクセスマップを作る|正確さを崩さない役割分担とプロンプト

案内図2026年8月10日6 分で読了執筆: 翔平

お店やイベントの案内図・アクセスマップをAIで作る手順を、情報整理・作図・仕上げの役割分担とコピペプロンプト付きで解説。生成AIに正確な地図を描かせない注意点と、位置は地図サービスで確認する線引きまでまとめます。

アクセスマップ画像生成デザインプロンプト
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チラシやお店のページに載せる「最寄り駅からの案内図」。地図アプリのスクリーンショットはそのまま使えないことも多く、かといって一から描くのは骨が折れます。結論から言うと、道順や目印の整理はAI、正確な位置の確認は地図サービス、見た目の作図はデザインツールという役割分担にすると、わかりやすい案内図を短時間で作れます。ここで外せないのは、生成AIに「正確な地図そのもの」を描かせないという一点です。この記事では、崩れない手順をコピペプロンプト付きでまとめます。

<!-- FIGURE: 記事全体を表すアイキャッチ(道順メモ→地図で位置確認→デザインツールで作図、の3分担の流れ) -->

まず結論:AIに地図は描かせない。整理と下書きに使う

案内図づくりでAIが得意なのは、絵そのものではなく情報の整理と文章の下書きです。

  • 最寄り駅からの道順を、曲がる地点と目印で箇条書きに整理する
  • 「徒歩◯分」「◯つ目の信号を右」といった説明文の下書きをつくる
  • 案内図に入れるべき要素(方位・縮尺の目安・目印)の抜けをチェックする

一方で、画像生成AIに「◯◯駅からうちの店までの地図」と頼むのは避けます。生成AIは実在の道路や建物の位置を正確には再現できず、それらしいのに道が実際と違う地図を作ってしまうためです。案内図は「間違っていたら人が迷う」道具なので、正確さが命。位置は必ず地図サービスで確認し、作図は自分の手(デザインツール)で行います。

3つの役割分担で考える

案内図は、次のように工程を分けると失敗しません。

工程担当やること
情報整理AI道順・目印・説明文を整理する
位置の確認地図サービス実際の道と距離を確かめる
作図・仕上げデザインツール線・アイコン・文字で図にする
<!-- FIGURE: 情報整理(AI)→位置確認(地図サービス)→作図(デザインツール)の役割分担図 -->

デザインツールは、Canva のようにテンプレートと素材がそろったものを使うと、地図を描いた経験がなくても形になります。線や図形、駅・信号のアイコンを組み合わせ、文字は最後にツールで打ちます。

ステップ1:道順をAIで整理する

まず、頭の中にある道順を、AIに箇条書きへ整理してもらいます。自分が知っている情報を渡すのがコツです。

お店までの案内図に載せる「道順の説明」を整理してください。

# わかっている情報
- 最寄り駅:◯◯駅の東口
- 道順:東口を出て直進、2つ目の信号を右折、コンビニの隣
- 目印:途中に郵便局、ゴールの向かいに公園
- 徒歩時間:地図アプリでは約6分と表示

# 出してほしいもの
1. 曲がる地点ごとに分けた、短い道順の箇条書き
2. 目印を入れた1〜2文の案内文(初めて来る人向け)
3. 案内図に入れておくとよい要素のチェックリスト

※徒歩時間や距離は私が渡した情報だけを使い、推測で数字を足さないこと。
コードをコピーしました

こうすると、「東口を出る→直進→2つ目の信号を右→コンビニの隣」のように、図に落とし込みやすい形へ整理されます。徒歩時間などの数字は、AIに推測させず、必ず自分が地図サービスで確認した値を使ってください。

ステップ2:位置と距離を地図サービスで確認する

整理した道順を、地図サービスで実際になぞって確かめます。ここで見るのは次の点です。

  • 曲がる信号や角の順番が合っているか
  • 目印(コンビニ・郵便局など)が今もあるか
  • 徒歩時間と距離の目安

お店の移転や目印の閉店で情報が古くなっていることもあるため、作図の前に一度、自分の目で確認しておくと安心です。

ステップ3:デザインツールで作図する

確認できたら、デザインツールで図にします。見やすい案内図のコツは「盛りすぎない」ことです。

  • 道は主要な線だけにする(実際の全部の道を描かない)
  • 目印はアイコン+短い文字で示す
  • 方位(北)を小さく入れておく
  • 色は2〜3色にしぼり、ゴール地点だけ目立たせる
<!-- FIGURE: 見やすい案内図のコツ(線を減らす・目印はアイコン・方位・色は絞る)を示した良い例と惜しい例 -->

文字は生成AIに描かせず、必ずツールで打ちます。生成した絵に文字を混ぜると、読めない文字化けが起きやすいためです。配色に迷ったら、配色・カラーパレットをAIで決める方法も合わせてどうぞ。

使ってみて分かったコツ(一次情報)

架空のイベント会場までの案内図を試作したとき、最初に ChatGPT へ道順の整理だけを頼みました。「◯つ目の信号」「向かいの公園」と目印つきで箇条書きにしてくれたので、作図がとても楽になりました。整理から作図の下ごしらえまで、10分ほどでした。

逆に、試しに画像生成AIへ「駅から会場までの地図」と直接頼んでみると、それらしい地図は出るものの、道の形も駅の位置も実際とは別物でした。案内図としては使えません。この経験から、AIは道順の言葉を整える係、地図の正確さは地図サービスと自分の作図で担保するという分担が固まりました。目印のアイコンだけを画像生成で作り、配置はツールで行う、という使い方なら安全です。

注意:ここは人がやる

  • 生成AIに正確な地図を描かせない。道や位置は必ず地図サービスで確認します。
  • 徒歩時間・距離・目印の有無は最新を確認。古い情報のまま載せない。
  • 文字は生成に描かせず、デザインツールで打つ。素材やアイコンの商用利用の可否は、配布元の規約で確認します。

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まとめ

案内図・アクセスマップは、「道順の整理はAI」「位置の確認は地図サービス」「作図はデザインツール」に分けると、正確さを保ったままわかりやすく作れます。生成AIに地図そのものを描かせないことだけ守れば、初めての人でも迷わない一枚に近づきます。まずは道順を、目印つきの箇条書きに整理するところから始めてみてください。

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