チラシやお店のページに載せる「最寄り駅からの案内図」。地図アプリのスクリーンショットはそのまま使えないことも多く、かといって一から描くのは骨が折れます。結論から言うと、道順や目印の整理はAI、正確な位置の確認は地図サービス、見た目の作図はデザインツールという役割分担にすると、わかりやすい案内図を短時間で作れます。ここで外せないのは、生成AIに「正確な地図そのもの」を描かせないという一点です。この記事では、崩れない手順をコピペプロンプト付きでまとめます。
<!-- FIGURE: 記事全体を表すアイキャッチ(道順メモ→地図で位置確認→デザインツールで作図、の3分担の流れ) -->まず結論:AIに地図は描かせない。整理と下書きに使う
案内図づくりでAIが得意なのは、絵そのものではなく情報の整理と文章の下書きです。
- 最寄り駅からの道順を、曲がる地点と目印で箇条書きに整理する
- 「徒歩◯分」「◯つ目の信号を右」といった説明文の下書きをつくる
- 案内図に入れるべき要素(方位・縮尺の目安・目印)の抜けをチェックする
一方で、画像生成AIに「◯◯駅からうちの店までの地図」と頼むのは避けます。生成AIは実在の道路や建物の位置を正確には再現できず、それらしいのに道が実際と違う地図を作ってしまうためです。案内図は「間違っていたら人が迷う」道具なので、正確さが命。位置は必ず地図サービスで確認し、作図は自分の手(デザインツール)で行います。
3つの役割分担で考える
案内図は、次のように工程を分けると失敗しません。
| 工程 | 担当 | やること |
|---|---|---|
| 情報整理 | AI | 道順・目印・説明文を整理する |
| 位置の確認 | 地図サービス | 実際の道と距離を確かめる |
| 作図・仕上げ | デザインツール | 線・アイコン・文字で図にする |
デザインツールは、Canva のようにテンプレートと素材がそろったものを使うと、地図を描いた経験がなくても形になります。線や図形、駅・信号のアイコンを組み合わせ、文字は最後にツールで打ちます。
ステップ1:道順をAIで整理する
まず、頭の中にある道順を、AIに箇条書きへ整理してもらいます。自分が知っている情報を渡すのがコツです。
お店までの案内図に載せる「道順の説明」を整理してください。
# わかっている情報
- 最寄り駅:◯◯駅の東口
- 道順:東口を出て直進、2つ目の信号を右折、コンビニの隣
- 目印:途中に郵便局、ゴールの向かいに公園
- 徒歩時間:地図アプリでは約6分と表示
# 出してほしいもの
1. 曲がる地点ごとに分けた、短い道順の箇条書き
2. 目印を入れた1〜2文の案内文(初めて来る人向け)
3. 案内図に入れておくとよい要素のチェックリスト
※徒歩時間や距離は私が渡した情報だけを使い、推測で数字を足さないこと。
こうすると、「東口を出る→直進→2つ目の信号を右→コンビニの隣」のように、図に落とし込みやすい形へ整理されます。徒歩時間などの数字は、AIに推測させず、必ず自分が地図サービスで確認した値を使ってください。
ステップ2:位置と距離を地図サービスで確認する
整理した道順を、地図サービスで実際になぞって確かめます。ここで見るのは次の点です。
- 曲がる信号や角の順番が合っているか
- 目印(コンビニ・郵便局など)が今もあるか
- 徒歩時間と距離の目安
お店の移転や目印の閉店で情報が古くなっていることもあるため、作図の前に一度、自分の目で確認しておくと安心です。
ステップ3:デザインツールで作図する
確認できたら、デザインツールで図にします。見やすい案内図のコツは「盛りすぎない」ことです。
- 道は主要な線だけにする(実際の全部の道を描かない)
- 目印はアイコン+短い文字で示す
- 方位(北)を小さく入れておく
- 色は2〜3色にしぼり、ゴール地点だけ目立たせる
文字は生成AIに描かせず、必ずツールで打ちます。生成した絵に文字を混ぜると、読めない文字化けが起きやすいためです。配色に迷ったら、配色・カラーパレットをAIで決める方法も合わせてどうぞ。
使ってみて分かったコツ(一次情報)
架空のイベント会場までの案内図を試作したとき、最初に ChatGPT へ道順の整理だけを頼みました。「◯つ目の信号」「向かいの公園」と目印つきで箇条書きにしてくれたので、作図がとても楽になりました。整理から作図の下ごしらえまで、10分ほどでした。
逆に、試しに画像生成AIへ「駅から会場までの地図」と直接頼んでみると、それらしい地図は出るものの、道の形も駅の位置も実際とは別物でした。案内図としては使えません。この経験から、AIは道順の言葉を整える係、地図の正確さは地図サービスと自分の作図で担保するという分担が固まりました。目印のアイコンだけを画像生成で作り、配置はツールで行う、という使い方なら安全です。
注意:ここは人がやる
- 生成AIに正確な地図を描かせない。道や位置は必ず地図サービスで確認します。
- 徒歩時間・距離・目印の有無は最新を確認。古い情報のまま載せない。
- 文字は生成に描かせず、デザインツールで打つ。素材やアイコンの商用利用の可否は、配布元の規約で確認します。
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まとめ
案内図・アクセスマップは、「道順の整理はAI」「位置の確認は地図サービス」「作図はデザインツール」に分けると、正確さを保ったままわかりやすく作れます。生成AIに地図そのものを描かせないことだけ守れば、初めての人でも迷わない一枚に近づきます。まずは道順を、目印つきの箇条書きに整理するところから始めてみてください。