AI活用の教科書

ニアショア

Nearshoreにあしょあ

ひとことで言うと

システム開発を、近い地域や国内の地方の会社に頼むことを指す言葉です。

📖 もうちょい詳しく

何が新しいの?

ニアショアは、システムの開発を「近い場所」にある会社へ頼むやり方です。たとえば都市部の会社が、同じ国内の地方都市にあるチームへ仕事を任せることをいいます。海外の遠い国に頼む「オフショア」が広まったあと、その良いところと困りごとを見比べて生まれた考え方です。

どうやって動いてるの?

頼む側は、自社でやっていた開発の一部を、近隣の会社に契約して任せます。距離が近いので、移動の時間が短く、時差もほとんどありません。言葉や仕事の進め方も近いことが多く、打ち合わせや確認のやりとりがスムーズになりやすいのが特徴です。

何ができるの?

人手が足りないときに、近場のチームへ仕事を分けて開発を進められます。都市部より人件費をおさえやすい地方を選べば、コストと進めやすさのバランスを取りやすくなります。急いで集まって話したいときも、近いほど顔を合わせやすくなります。

🌱 身近なたとえ

引っ越しの荷造りを手伝ってもらう場面で例えると分かりやすいです。海外の知人に頼むと安いかもしれませんが、時差で連絡が取りづらく、すぐ来てもらえません。隣町の友人に頼めば、少し費用はかかっても、その日のうちに駆けつけて細かい相談もしやすいです。ニアショアは、この「隣町の友人に頼む」感覚に近いやり方です。

✅ まず覚えるポイント

  • 開発を「近い地域・国内の地方」に頼むことです
  • 遠い海外に頼む「オフショア」と対になる言葉です
  • 距離が近く、時差や言葉の壁が小さいのが長所です
  • 都市部より人件費をおさえやすい地方を選べます
  • 打ち合わせや急な相談がしやすくなります
  • 完全な自前(内製)と海外委託の中間にあたります

🧭 よくある勘違い

ニアショアは必ず安いの?

海外のオフショアほど人件費が下がらない場合もあります。ニアショアの良さは「安さ」だけでなく、近さによる進めやすさです。費用だけで決めず、連絡の取りやすさや品質も合わせて考えるのがおすすめです。

海外に頼むのは全部ダメということ?

そうではありません。オフショアにも、大きく人件費をおさえられるなどの長所があります。仕事の内容や規模によって、どちらが向くかは変わります。ニアショアは選択肢の一つだと考えると分かりやすいです。

🧩 関連して覚えると楽な言葉

  • 内製化: 外に頼まず、自社の社員で開発する進め方です。ニアショアとは反対の方向にあります。
  • アジャイル: 短い区切りで作って確かめながら進める開発の進め方です。近いチームほど回しやすくなります。
  • コードレビュー: 書いたプログラムを他の人が見て確認する作業です。距離が近いと相談しやすくなります。
  • DevOps: 開発と運用が協力して進める考え方です。委託先との連携でも意識される場面があります。

🏁 ひとことでまとめ

ニアショアは、開発の仕事を近場のチームに任せて、距離の近さを味方につけるやり方です。海外委託と自前のあいだにある、ちょうど中間の選択肢といえます。