cron(定期実行)
cron/くろん
ひとことで言うと
決めた時刻になると、命じておいた作業をサーバーが自動でくり返してくれるしくみです。
📖 もうちょい詳しく
何が新しいの?
cron(くろん)は、サーバーの中で時計を見張っていて、決めた時刻になると指定の作業を自動で動かしてくれるしくみです。
コンピューターでは「毎朝バックアップを取る」「毎時データを集める」といった、くり返しの作業がよく出てきます。これを人が毎回手で動かすのは大変ですし、忘れることもあります。そこで昔から、こうした定期作業を任せる道具としてcronが使われてきました。
どうやって動いてるの?
「いつ」「何を」動かすかを、一覧表のようなファイル(crontabと呼ばれます)に書いておきます。
時刻の指定は「分・時・日・月・曜日」の5つの欄で表します。たとえば「毎日3時0分に実行」のように書くと、cronはその時刻が来るたびに、決められたプログラムを呼び出します。サーバーが動いている間、cronは裏でずっと待機していて、時刻が合うたびに作業を始めます。
何ができるの?
データのバックアップ、ログ(記録ファイル)の整理、メールの一斉送信、外部から最新情報を取り込む処理などを自動でこなせます。
「夜のうちに重い処理をすませておく」「定期的に状態をチェックする」といった、人が見ていない時間の作業と相性が良いです。
🌱 身近なたとえ
目覚まし時計で例えると、cronは「時刻ごとに別々の用事を鳴らしてくれる、賢い目覚まし」です。
ふつうの目覚ましは時間が来たら音を鳴らすだけですが、cronは「7時になったらこの作業」「23時になったらこの作業」と、時刻ごとに違う指示を実行できます。
一度セットしておけば、あとは黙々と、毎日同じ時刻に同じ用事をこなしてくれる、というイメージです。
✅ まず覚えるポイント
- cronは、決めた時刻に作業を自動でくり返すしくみ
- 「いつ・何を」をcrontabというファイルに書いて指定する
- 時刻は「分・時・日・月・曜日」の5つの欄で表す
- バックアップやログ整理など、定期作業を任せられる
- サーバーが止まっていると、その間は実行されない
🧭 よくある勘違い
cronは決めた間隔で「ずっと」動き続けるソフト?
少し違います。cronは時計を見張っていて、時刻が合った瞬間だけ作業を呼び出します。
作業が終われば、そのプログラム自体は終了します。常に動きっぱなしというより、時刻ごとに「号令をかける」役だと考えると正確です。
時間ぴったりに、必ず実行されるの?
そうとは限りません。サーバーの電源が切れていた時刻ぶんは飛ばされますし、処理が重なって遅れることもあります。
大事な作業では、ちゃんと動いたかをログで確認したり、見守るしくみ(モニタリング)と組み合わせたりするのが安心です。
🧩 関連して覚えると楽な言葉
- ワークフロー: 複数の作業をつなげた流れ。cronはその開始の合図に使われる
- モニタリング: 処理がちゃんと動いたかを見守るしくみ。cronとよく組み合わせる
- ログ: 実行の記録。cronの作業が成功したか確認するときに見る
- IaC: 基盤を設定ファイルで作る考え方。cronの設定もコードで管理されることがある
🏁 ひとことでまとめ
cronは、決めた時刻になると指定の作業を自動で始めてくれる、サーバーのタイマー役です。
時刻ごとに違う用事をこなす賢い目覚ましのように、人が手をかけずに定期作業を回せますが、動いたかどうかは記録で見届けてあげるのがコツです。
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