AI活用の教科書

オンコール

On-callおんこーる

ひとことで言うと

障害がいつ起きても対応できるよう、担当者が当番制で待機しておく運用のしくみです。

📖 もうちょい詳しく

何が新しいの?

ウェブサービスやアプリは、24時間止まらず動いていることが当たり前になりました。でも、機械やプログラムはいつ調子が悪くなるか分かりません。そこで「障害が起きたら、すぐ誰かが気づいて直す」ための当番を決めておく必要が出てきました。この待機の当番を「オンコール」と呼びます。

どうやって動いてるの?

まず、システムの状態をいつも見張る監視のしくみがあります。サーバーが落ちたり、反応が遅くなったりすると、そのしくみが自動で「異常です」と知らせます。この知らせを受け取る当番の人が、オンコールの担当者です。担当者は決められた時間のあいだ、連絡が来たらすぐ動けるように待機します。多くの場合、一週間ごとなどで当番を交代します。

何ができるの?

夜中や休日でも、サービスが止まったままにならず、早く復旧できます。担当を決めておくことで「誰が対応するの?」と迷う時間がなくなり、対応が速くなります。逆に当番でない人は、その時間は通知に追われず自分の作業に集中できます。

🌱 身近なたとえ

夜間の急患を受ける当直のお医者さんで例えると分かりやすいです。患者さんがいつ来るかは分かりませんが、当直の人は病院ですぐ動けるよう待っています。来なければ静かな夜ですが、来たらすぐ対応します。オンコールも同じで、何も起きなければ普段どおり、何か起きたらすぐ駆けつける、という待ち方です。

✅ まず覚えるポイント

  • オンコールは「障害が起きたらすぐ対応する」ための待機当番のことです。
  • 監視のしくみが異常を見つけて、当番の人へ自動で知らせます。
  • 一週間ごとなど、決まった期間で担当を交代するのが一般的です。
  • 当番でない人は、その間は自分の作業に集中できます。
  • 一部の人に当番が偏ると疲れてしまうため、公平に回す配慮が大切です。

🧭 よくある勘違い

オンコール中はずっと働き続けるの?

いつも作業しているわけではありません。基本は「何かあったら動く」待機の状態です。連絡が来なければ、普段どおり過ごせることも多いです。ただし、いつ呼ばれるか分からない緊張感はあるため、負担にならないよう体制を整えることが課題になります。

当番を決めれば安心なの?

当番を置くだけでは不十分なことがあります。連絡が特定の人に集中したり、夜間の呼び出しが続いたりすると、その人が疲れてしまいます。交代の間隔を見直したり、そもそも障害を減らしたりと、負担を分散する工夫もあわせて必要になります。

大きな会社だけの話なの?

規模に関わらず、止まると困るサービスを持つところでは取り入れられています。小さなチームでも、誰がいつ対応するかを決めておくと、いざというときに慌てずにすみます。

🧩 関連して覚えると楽な言葉

  • インシデント: サービスに起きた障害やトラブルそのもののこと。オンコールが対応する相手です。
  • SRE: システムを安定して動かし続けるための役割や考え方。オンコールの体制づくりも担います。
  • 監視(モニタリング): システムの状態を見張り、異常を自動で知らせるしくみ。オンコールの起点になります。
  • ポストモーテム: 障害が落ち着いた後に、原因と再発防止をふり返る記録のことです。

🏁 ひとことでまとめ

オンコールは「いつ来るか分からないトラブルに、すぐ動ける人を交代で用意しておく」運用の工夫です。