会議に出ていた間に、チャットが100件伸びていた。全部読む時間はない——そんなときは、スレッドをそのままAIに渡して「決まったこと・まだ保留・自分がやること」の3つに仕分けてもらうのが近道です。この記事では、SlackやTeamsの長いスレッドをAI(ChatGPTやClaude)で要約し、抜け漏れなく追いつくための手順とコピペプロンプトを、実際に使って分かったコツ付きで紹介します。
<!-- FIGURE: 記事全体を表すアイキャッチ(長いスレッド→AI→決定/保留/ToDoの3つの箱に仕分けられる流れ) -->まず結論:チャット要約は「3つの箱」に分けさせる
長文スレッドを追うとき、頭が疲れるのは「大事な行」と「雑談・相づち」が混ざっているからです。AIに丸ごと渡して、次の3つに仕分けさせると一気に見通しがよくなります。
- 決まったこと(結論・合意事項)
- まだ保留(返事待ち・議論中で未決)
- 自分がやること(依頼された宿題・期限)
この「3つの箱」は、要約の中でも実務でいちばん使う型です。ただの短縮ではなく、次に動くための整理になります。
手順:スレッドをコピーしてAIに渡す
1. スレッドをまるごとコピーする
SlackやTeamsのスレッドを選択してコピーします。発言者名と時刻が付いたまま貼れると、AIが「誰が何を言ったか」を保ったまま整理してくれます。長すぎて一度に貼れないときは、上半分・下半分に分けて2回に分けても構いません。
2. コピペプロンプトで仕分けを頼む
次のプロンプトをそのまま使えます。スレッド本文を最後に貼り付けてください。
あなたは私のアシスタントです。以下はチャットの長いスレッドです。
次の4つに分けて、日本語で簡潔にまとめてください。
1. 決まったこと(結論・合意事項)
2. まだ保留(返事待ち・議論中で未決のもの)
3. 私(=一人称)がやること(依頼・宿題があれば期限も)
4. 事実確認が必要な点(数字・日付・固有名で、スレッドだけでは断定できないもの)
ルール:
- スレッドに書かれていないことは足さない。推測は「推測」と明記する。
- 発言者が特定できる依頼は「誰から」も書く。
--- スレッドここから ---
(ここに貼り付け)
3. 「自分のToDo」から先に確認する
出てきたら、まず「自分がやること」の箱を見ます。ここに期限付きの依頼が埋もれていることが多いからです。次に「保留」を見て、自分がボールを持っている返事待ちがないかを確認します。
使って分かったコツ(一次情報)
実際に80件ほどのスレッドで試したところ、そのまま貼るだけだと「和やかな雑談」まで要点に拾ってしまうことがありました。プロンプトに一行、「絵文字だけの反応や『了解です』などの相づちは無視する」と足すと、ノイズが減って読みやすくなります。
もう一つ。AIは、スレッドに無い日付や金額を、もっともらしく補ってしまうことがあります(これをハルシネーションと呼びます)。だから上のプロンプトに「4. 事実確認が必要な点」を入れて、数字・日付・固有名はAIに断定させず、自分で元のスレッドに戻って確かめる運用にしています。要約は"下ごしらえ"、確定は自分、という線引きが安全です。
<!-- FIGURE: 「AIは下ごしらえ/数字・固有名の確定は人」の役割分担の対比図 -->そのまま次の行動につなげる小ワザ
要約が出たら、続けてこう頼むと手が動きやすくなります。
上の「私がやること」を、今日やる順に並べ替えて、
それぞれ最初の5分でできる一歩を1つずつ足してください。
「資料をまとめる」より「まず去年のフォルダを開く」の方が、着手のハードルが下がります。タスクが多い日は、この一言が効きます。
情報の扱いで気をつけること
- 社外の生成AIに機微情報を貼らない。取引先名・個人情報・未公開の数字が含まれるスレッドは、会社が許可したAIツール(社内向けに契約されたもの)を使うか、名前を「A社」「担当B」のように仮名化してから渡します。
- 会社のルールがある場合はそれが最優先です。判断に迷うときは、貼る前に上長や情報システム部門に確認しましょう。
- 要約はあくまで補助です。最終的な判断や返信の責任は人が持つもの、と考えておくと安心して使えます。
まとめ:追いつくコストを下げて、判断に時間を回す
- 長いスレッドは「決定・保留・自分のToDo・要確認」の4分類でAIに仕分けさせる。
- 相づちや絵文字リアクションは無視するよう一行足すと読みやすい。
- 数字・日付・固有名は必ず自分で裏取り。機微情報は許可された環境で。
チャットを追う作業そのものは、成果を生みません。そこを軽くして、空いた時間を「どう返すか」「どう決めるか」に回すのが狙いです。プロンプトの型をもっと体系的に身につけたい方は、オンライン講座(UdemyPR など)で自分の仕事に近い実例を探してみるのも手です。
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