AI活用の教科書

AIで文書校正・推敲を下ごしらえ|誤字脱字・二重敬語・トンマナ統一のプロンプト

校正2026年7月16日5 分で読了執筆: 翔平

社内文書やメールの校正をAIで時短する方法。誤字脱字・二重敬語・表記ゆれ・トンマナ統一を任せるプロンプト例と、最後の判断は人が握るコツを、実際の手順で解説します。

文章術ビジネス文書プロンプト業務効率化
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提出前の文書を読み返す時間がない。そんなときは、AIに「校正の一次チェック」を任せると、誤字脱字・二重敬語・表記ゆれを数十秒で洗い出せます。結論から言うと、AIは「間違いの候補を並べる係」、直すかどうかの最終判断は人という分担が、いちばん事故が少なく速いです。この記事では、Claude や ChatGPT にそのまま貼れる校正プロンプトと、任せてよい所・任せてはいけない所を、実際の手順で説明します。

<!-- FIGURE: 記事全体を表すアイキャッチ(人が原稿を渡す→AIが赤ペンで候補を返す→人が採否を決める、の3ステップ) -->

AI校正でできること・できないこと

まず線引きを押さえると、使い方を間違えません。

  • 得意(任せてよい): 誤字脱字・変換ミスの指摘、二重敬語や敬語の乱れ、表記ゆれ(「お問い合わせ/お問合せ」の混在)、一文が長すぎる箇所、主語と述語のねじれ、トンマナ(丁寧さの度合い)の統一。
  • 苦手(人が確認): 固有名詞・数字・日付の正しさ、社内ルール上の正式表記、事実関係、文書の目的に合っているか。ここをAIに「正しい」と言わせてはいけません。AIはもっともらしく間違える(ハルシネーション)ことがあるためです。
<!-- FIGURE: AI校正の得意・苦手を2列で対比した表(左=任せてよい/右=人が確認) -->

言い換えると、「読みやすさ」はAIに、「正しさ」は人に。この一線を守るだけで、校正の質を落とさずに時間を大きく削れます。

そのまま使える校正プロンプト

1. 誤字脱字・敬語・表記ゆれの総ざらい

あなたはプロの校正者です。次の文章を校正してください。
出力は表で、列は「箇所(引用)|種類|指摘|修正案」。
種類は【誤字脱字】【二重敬語】【表記ゆれ】【冗長】【ねじれ】から選ぶ。
- 文章の意味やトーンは変えないでください。
- 事実・固有名詞・数字が正しいかは判断せず、そこは対象外にしてください。
- 直す理由を一言添えてください。

【対象の文章】
(ここに本文を貼る)
コードをコピーしました

表で返させるのがコツです。理由つきで並ぶので、「これは直す・これは残す」を目で追いながら選べます。全文を勝手に書き換えさせると、どこが変わったか分からなくなり、かえって危険です。

2. トンマナ(丁寧さ)を1つに揃える

次の文章を、社外のお客様向けの丁寧な敬体に統一してください。
- くだけた表現と硬い表現が混在していたら、丁寧側に寄せる。
- 過剰にへりくだる二重敬語は避け、自然な敬語にする。
- 変更した箇所だけ「前→後」で一覧にし、本文全体も出力する。
コードをコピーしました

「宛先(社外/社内/上司)」を先に伝えると、AIは丁寧さの目盛りを合わせやすくなります。

<!-- FIGURE: 同じ一文が「社内向け/社外向け」で敬語の強さを変える様子の対比図 -->

3. 一文を短く・読みやすく

次の文章で、一文が長い箇所(およそ60字以上)を指摘し、
2〜3文に分ける修正案を出してください。意味は変えないこと。
コードをコピーしました

実際にやってみた:3分の下ごしらえ

社内向けの案内文(約800字)で試したところ、AIは「頂く/いただく」の混在、「ご確認いただけますでしょうか」の二重敬語気味な言い回し、句点の抜けを含めて十数点を挙げてきました。所要はプロンプトを貼っておよそ1分

ただし、そのうち2点は「わざとくだけた表記」で残したい箇所でした。ここで役立つのが採否を人が決めるという原則です。AIの指摘は「候補」であって「命令」ではありません。逆に、AIが見落とした部署名の誤り(正式名称の一文字違い)は、人が最後に確認して直しました。数字や固有名は、やはり人の目が要ります。

before/after で言うと、以前は全文を声に出して2〜3回読み返していた作業が、「AIで候補出し→人が採否と事実確認」の流れになり、読み返しは1回に減りました。見落としの不安が軽くなったのが、いちばんの収穫です。

使うときの注意(機微情報とルール)

  • 社外秘・個人情報を含む文書は、会社が許可したツールや環境だけで扱います。無料のWeb版に取引先名や個人名をそのまま貼ってよいかは、社内ルールを先に確認してください。心配な場合は、固有名を「A社」「担当者」などに置き換えてから校正にかけると安全です。
  • AIの修正案をそのまま貼り付けて提出しない。必ず自分の目を最後に通します。校正は「速さ」より「事故を出さないこと」が大事です。
  • 社内の正式表記ルール(送りがな・数字の全半角など)があるなら、プロンプトの先頭に貼っておくと、AIがそれに沿って直してくれます。

もっと文章力を伸ばしたい人へ

AI校正は下ごしらえを速くしてくれますが、「なぜこの表現が読みにくいのか」を自分で分かると、そもそも直しの少ない文が書けるようになります。文章術や校正の基礎をまとめて学びたいなら、動画講座の UdemyPR にはビジネス文章やライティングの講座があり、セール時期に買い切りで揃えておくと復習に便利です。手元に一冊置いておきたい人は、校正・日本語表記のハンドブックを AmazonPR で探すと、AIの指摘が正しいかを自分で判断する物差しになります。

本記事はアフィリエイトリンクを含みます(PR)。まずは今日の一通のメールを、上の「総ざらい」プロンプトに通すところから始めてみてください。

まとめ

  • AI校正は「読みやすさ」の候補出しに強い。誤字脱字・二重敬語・表記ゆれ・トンマナ統一を数十秒で洗える。
  • 正しさ(固有名・数字・事実)と最終判断は人が握る。全文の自動書き換えより「表で候補→採否」が安全。
  • 機微情報は許可された環境で、必要なら仮名化してから。提出前の一読は残す。

読みやすさの下ごしらえをAIに預けられると、その分の時間を「何を伝えるか」に回せます。まずは一通から、気軽に試してみてください。

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