AI活用の教科書

社内報・社内ニュースレターをAIで作る|ネタ出しから記事下書きまでの手順

社内報2026年8月2日6 分で読了執筆: 翔平

毎月の社内報づくりが重い担当者向けに、AIでネタ出し・構成・記事下書き・見出しまで一気に軽くする手順とコピペプロンプトを紹介。事実確認と公開判断は人が持つ前提でまとめました。

ニュースレターAI活用社内広報文章作成
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社内報や社内ニュースレターの担当になると、毎月「今回は何を載せよう」から始まって、取材メモを記事の形に整えるところで手が止まりがちです。結論から言うと、ネタの棚卸し・構成づくり・記事の下書き・見出し案までをAIに任せ、事実確認と最終的な公開判断だけ人が持つと、作業時間をかなり圧縮できます。

この記事では、Claude や ChatGPT のような対話型AIを使って、社内報を「ゼロから書く」のではなく「たたき台を直す」仕事に変えるやり方を、コピペで使えるプロンプト付きで紹介します。

<!-- FIGURE: 記事全体を表すアイキャッチ(社内報の制作フロー:ネタ出し→構成→下書き→校正→公開の5ステップを人とAIで分担) -->

まず結論:AIに任せる工程と、人が持つ工程を分ける

社内報づくりを「全部AI」にするとうまくいきません。逆に「全部手作業」だと時間が足りません。工程を割るのがコツです。

  • AIに任せる:ネタの候補出し、構成(見出し)案、取材メモからの記事下書き、タイトル・見出しの言い換え、長さ調整、表記ゆれのチェック
  • 人が必ず持つ:載せる事実の正しさ(人名・日付・数字・部署名)、掲載してよいかの判断、社内トーンとの相性、社員のプライバシー配慮

AIは事実を作文してしまうこと(ハルシネーション)があります。人名や数字を渡さずに書かせると、それらしい嘘が混ざるので、事実は自分で渡し、確認も自分でするのが大前提です。

<!-- FIGURE: 人とAIの役割分担表(AI=下書き・構成・言い換え/人=事実・判断・トーン) -->

ステップ1:今月のネタを棚卸しする

「ネタがない」と感じるときも、社内には材料が眠っています。まずは箇条書きで断片を出し、AIに整理役をやってもらいます。

あなたは社内広報の編集者です。次の断片から、今月の社内報に載せられそうなネタ案を10個、
「タイトル案/想定読者の関心/必要な取材相手」の3点セットで出してください。
まだ事実確認はしていないので、確認が必要な点には【要確認】と付けてください。

# 今月あった出来事(断片)
- 営業部が新しい問い合わせ管理の仕組みを試し始めた
- 新入社員が3人配属された
- 総務が防災訓練を実施した
- 表彰された人がいるらしい(詳細は未確認)
コードをコピーしました

出てきた10案から「今月やる3本」を選ぶだけで、企画会議の下ごしらえが終わります。全部を採用しないのがポイントで、AIは提案の幅を広げる相棒として使います。

ステップ2:記事の構成(見出し)を先に固める

いきなり本文を書くと迷子になります。先に見出しの骨組みだけAIに作らせ、順番と過不足を人が直します。

次のネタで、社内報の記事構成(見出しだけ)を作ってください。
読み手は現場の社員です。専門用語は避け、300〜500字で読み切れる分量を想定します。
見出しは「リード文→本文の小見出し2〜3個→ひとことまとめ」の形で。

# ネタ
新入社員3人の紹介(配属先・意気込み・休日の過ごし方を載せたい)
コードをコピーしました

構成が決まると、取材で何を聞けばいいかも自動的に定まります。取材前にこの見出しを相手へ共有しておくと、答えやすくなり取材時間も短くなります。

<!-- FIGURE: 記事構成の型(リード→小見出し2〜3→まとめ)の見取り図 -->

ステップ3:取材メモから記事を下書きする

ここがいちばん時間のかかる工程です。走り書きのメモを渡して、社内報の文体に整えてもらいます。メモに無いことは足さないと必ず指示します。

次の取材メモを、社内報の記事(400字前後・敬体・親しみやすいトーン)に整えてください。
条件:
- メモに書かれていない事実は足さない。推測で補わない。
- 固有名詞・日付・数字はメモのまま使い、曖昧な箇所は【要確認】で残す。
- 見出しは付けず、本文だけ。誇張した言い回しは避ける。

# 取材メモ
・田中さん(開発部)4月入社/前職はカフェ店長
・「人に説明するのが好き。マニュアル作りをやってみたい」
・休日は登山、先月は高尾山
コードをコピーしました

出てきた下書きは、必ず取材相手に本人確認してもらいます。ニュアンスがずれていないか、載せてほしくない情報が混じっていないかは、AIには判断できません。

実際にやってみて分かったこと

筆者が数本の紹介記事でこの流れを試したところ、いちばん効いたのは「文体の統一」でした。複数人で分担して書くと記事ごとに硬さがバラつきますが、同じプロンプトに通すだけでトーンがそろい、全体を読んだときの違和感が減りました。一方で、メモに無い経歴をそれらしく足してくることがあり、「足さない」の一文を毎回入れるのが欠かせないと感じました。所要時間は、1本あたりの清書が20分ほどから5分前後に縮みました。

ステップ4:タイトル・見出しの言い換えで読ませる

本文ができたら、開封・クリックを左右するタイトルと小見出しを磨きます。AIは言い換えの引き出しが多いので、候補出しに向いています。

次の記事に合うタイトルを10案ください。
・煽らない、盛らない、事実に即した表現で
・「〜してみた」「〜のひみつ」など軽いトーンも数案混ぜる
・15文字以内を中心に

# 記事の内容
(本文を貼る)
コードをコピーしました

10案からしっくりくるものを選び、微調整して確定します。社内向けなので、過度にキャッチーにするより「読めば内容が分かる」ものが喜ばれます。

<!-- FIGURE: タイトル10案から1つを選ぶ流れ(候補出しはAI・採否は人) -->

続けるための小さな仕組み

社内報は「続けること」がいちばん難しい仕事です。次の3つを用意しておくと、毎月の立ち上がりが軽くなります。

  • ネタ帳:日々の小さな出来事をメモしておき、月初にAIへまとめて渡す
  • プロンプト集:上のプロンプトを1つのファイルにまとめ、毎回コピペで使う
  • 確認チェックリスト:人名・日付・数字・掲載可否の4点を、公開前に必ず目視する

文章の型づくりや編集の基礎をもう少し体系的に学びたいときは、UdemyPR のライティング・編集系の講座を1本見ておくと、AIへの指示(どんな構成を求めるか)の解像度が上がります。AIは「良い指示」に強く反応するので、書き手側の型が増えるほど下書きの質も上がります。

なお、本記事はアフィリエイトリンクを含みます(PR)。ツールや講座は無料で試せる範囲から始め、自分の運用に合うか確かめてから続けるかを決めるのがおすすめです。

まとめ:AIは「編集者の相棒」として使う

社内報づくりでAIが得意なのは、ネタの候補出し・構成・下書き・言い換えといった「量をこなす」工程です。逆に、事実の正しさ・掲載の可否・社内のトーンといった「責任を伴う判断」は人が持ち続けます。

  • ネタは箇条書きで渡し、候補を広げてもらう
  • 構成を先に固めてから本文を書く
  • 取材メモは「足さない」指示付きで下書きさせる
  • タイトルは候補を多く出し、人が選ぶ

この分担にするだけで、毎月の重さがだいぶ変わります。まずは次号の1記事だけ、上のプロンプトで下書きしてみてください。

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