「来月、自分が講師で社内勉強会をやることになった。でも何から手をつければいいか分からない」——そんなときは、企画の骨組みをAIに手伝ってもらうと、準備の入口がぐっと軽くなります。結論から言うと、AIが得意なのは「たたき台づくり」(構成・レジュメ・演習・進行台本・アンケートの下書き)で、中身の正しさと当日の運びは人が決める、という役割分担が基本です。
この記事では、ChatGPTやClaudeのような対話型AIを使って、社内勉強会・研修の準備を段取りする流れを、コピペで使えるプロンプトつきで紹介します。
<!-- FIGURE: 研修準備の全体像(ゴール→レジュメ→演習→台本→アンケートの流れ図) -->まず決めるのは「ゴール一文」
資料づくりの前に、「この勉強会が終わったとき、参加者が何をできるようになっていてほしいか」を一文で決めます。ここがぶれると、資料も演習も散らかります。AIに丸投げする前に、自分でこの一文だけは書いておくのがコツです。
たとえば「参加者が、自分の業務のうち1つをAIで下書きできるようになる」。ゴールが決まったら、あとはAIに膨らませてもらいます。
あなたは社内研修の設計を手伝うアシスタントです。
次の条件で、60分の社内勉強会の骨組みを提案してください。
- 対象: 事務職メインの20〜40代・AI初心者が中心
- ゴール: 参加者が自分の業務を1つAIで下書きできるようになる
- 制約: 座学だけにしない。手を動かす時間を必ず入れる
- 出力: 「導入→説明→演習→振り返り」の時間配分(分)と、各パートの狙いを表で
まず質問があれば3つまで先に聞いてください。
最後の一文(質問を先に返させる)を入れておくと、前提のずれをその場でつぶせます。いきなり完成品を出させるより、精度が上がります。
レジュメと配布資料は「箇条書き→整形」で
構成が固まったら、各パートの中身を作ります。ここでのポイントは、自分が伝えたい要点を箇条書きで渡し、AIには「整形」だけをさせること。ゼロから書かせると、それらしいけれど中身の薄い説明になりがちです。
<!-- FIGURE: 箇条書きのメモ → AIで整形 → レジュメ、のbefore/after対比図 -->次の箇条書きを、社内勉強会の配布レジュメの本文に整えてください。
- 敬体で、専門用語は出した直後にかみくだく
- 各項目に「なぜそれをするのか」を一言添える
- 私が書いていないことは足さない。不明点は【要確認】と残す
(ここに自分のメモを貼る)
「書いていないことは足さない」「不明点は【要確認】」——この2つを毎回入れておくと、AIが気を利かせて事実らしきものを作ってしまうハルシネーションを防ぎやすくなります。社内の数字や固有名は、必ず自分で確認して埋めましょう。
演習問題とワークは「手が動く」ものを
研修が退屈になるかどうかは、手を動かす時間があるかで決まります。AIは、参加者のレベルに合わせた演習のバリエーションを出すのが得意です。
上記のゴールに向けて、10分でできる個人ワークを3案ください。
- 難易度をやさしめ・普通・少し歯ごたえ、の3段階で
- それぞれ「お題・進め方・つまずきそうな点」をセットで
- 正解が1つに決まらない、実務に近いお題にする
実際に自分の勉強会で試したときは、AIが出した3案のうち「やさしめ」だけ採用し、残りは時間の都合で捨てました。全部使おうとしないことが、当日の余裕につながります。作成にかかった時間は、構成からアンケートまで通しでだいたい40分ほど。ゼロから考えるより半分以下に感じました。
進行台本(当日の話す原稿)も下書きできる
人前で話すのが不安な人ほど、話す順番と時間配分を書いた台本があると落ち着きます。スライドとは別に、「導入で何を言うか」「演習の指示をどう出すか」を話し言葉で用意しておきましょう。
<!-- FIGURE: 進行台本のサンプル(時刻・パート・話す内容・持ち時間の表) -->60分の進行台本を、話し言葉で作ってください。
- 各パートの冒頭に「ここでのゴール」を一言
- 演習の指示は、迷わないよう手順を区切って
- 時間が押したときに削れる部分に【削ってOK】の印を
【削ってOK】の印は地味に効きます。当日は必ず時間が押すので、どこを捨てるかを先に決めておくと、焦らずに済みます。話す原稿づくりも、結局は伝わるプロンプトの書き方と同じで、条件を具体的に渡すほど良いものが返ってきます。
振り返りアンケートまでワンセットで
勉強会は「やって終わり」にせず、次に活かすところまでが準備の範囲です。終了後のアンケートも、AIに設問案を出させておきます。
この勉強会の振り返りアンケートを作ってください。
- 5問以内。答えるのに2分かからない量に
- 満足度だけでなく「明日から使えそうか」を測る設問を入れる
- 自由記述は1問だけ、答えやすい聞き方で
集まった自由記述は、件数が多ければAIに分類・要約させると次回の改善点が見えます。ただし個人が特定される回答の扱いには注意し、公開・共有の判断は人が行いましょう。
さらに学びを深めたい人へ
勉強会のテーマそのものを自分がもっと深く理解したいときは、体系立った講座で下地を作っておくと、教える側の自信になります。UdemyPRにはAI活用や資料作成の講座が買い切りで揃っているので、セール時にテーマに合うものを探すのも手です。書籍で腰を据えたいならAmazonPRで研修設計やファシリテーションの入門書を1冊持っておくと、企画の引き出しが増えます。
なお本記事はアフィリエイトリンクを含みます(PR)。紹介したサービスは、あなたのテーマに合うと思ったときだけ、無料の範囲から試してみてください。
まとめ:AIは準備係、決めるのは講師
- ゴール一文だけは自分で書く(ここがぶれると全部ぶれる)
- レジュメは「箇条書き→整形」、書いてないことは足させない
- 演習は手が動くものを複数案出させ、全部は使わない
- 進行台本に【削ってOK】を仕込んで当日の余裕をつくる
- 社内の数字・固有名・公開判断は人が確定する
AIに準備を手伝ってもらうと、講師は「何を伝えたいか」に集中できます。まずは次の勉強会のゴール一文から、書き出してみてください。