AI活用の教科書

会議のアジェンダ(次第)づくりをAIで|時間配分と進行台本まで下ごしらえ

会議2026年7月21日4 分で読了執筆: 翔平

会議のアジェンダ作りに時間がかかる人へ。AIで議題の洗い出し・時間配分・進行台本の下書きまで下ごしらえする手順とコピペプロンプトを紹介します。決めることと事実確認は人が担う前提で、段取りを速くするコツを解説します。

アジェンダファシリテーション業務効率化AI活用
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「なんとなく集まって、なんとなく終わる会議」を減らしたいなら、始まる前のアジェンダ(次第)づくりが効きます。結論から言うと、議題の洗い出し・時間配分・進行台本の下書きはAIに任せ、「何を決める会議か」と事実確認は人がやる——この分担で、準備の時間はぐっと短くなります。

<!-- FIGURE: 会議準備で「人が決めること(目的・ゴール・参加者)」と「AIに任せること(議題出し・時間配分・進行台本)」を左右で分けた対比図 -->

大前提として、AIに会議の「目的」まで決めさせないでください。目的があいまいなままだと、AIはそれらしい議題を並べますが、当日ずれます。目的(この会議で何を決める/共有する/相談するのか)は主催者が一言で決め、それをAIに渡すところから始めます。本記事はアフィリエイトリンクを含みます(PR)。

まず「ゴール」を一文で書いてからAIに渡す

アジェンダがふくらむ原因の多くは、目的が定まっていないことです。だから最初にやるのは、AIを開くことではなく、ゴールを一文で書くことです。「新商品の告知方法を3案に絞る」「来月の当番表を確定する」のように、終わったときの状態を書きます。その一文をChatGPTやClaude、Geminiのような対話型生成AIに渡して、議題の候補を出してもらいます。

あなたは会議のファシリテーターです。
次の会議のアジェンダ(議題の候補)を作ってください。

- 会議の目的(ゴール): 来期の展示会に出すか決める
- 参加者: 営業3名・企画1名・私(進行)
- 持ち時間: 45分

出してほしいもの:
1. 目的達成に必要な議題を、話す順番で3〜5個
2. 各議題の「この場で決めたいこと/共有だけでよいこと」の区別
3. 事前に配っておくと良い資料や数字(あれば)
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ポイントは、議題ごとに「決める」か「共有だけ」かを分けさせることです。ここが混ざると、報告を聞いているうちに時間が溶けます。

時間配分は「持ち時間から逆算」させる

議題がそろったら、次は時間配分です。ここもAIが速いです。合計時間を先に伝え、そこから各議題へ割り振ってもらいます。

上の議題に、45分の持ち時間で時間配分を付けてください。
- 冒頭に「今日のゴール確認」2分、最後に「決定事項とToDoの確認」5分を必ず入れる
- 議論が要る議題は厚めに、共有だけの議題は薄く
- 表形式(議題/時間/この場のねらい)で
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<!-- FIGURE: 45分会議の時間配分の例(開始のゴール確認→議題ごとの配分→締めのToDo確認)を積み上げで示した図 -->

実際にやってみると、AIが出す配分は少し欲張りで、合計が持ち時間をはみ出すことがあります。そこは「盛りすぎです、共有の議題を各1分削ってください」と一度突き返すと整います。最初から完璧を求めず、たたき台を削る前提で使うのがコツです。

進行台本(話す言葉)まで下ごしらえする

慣れない進行役だと、切り出しの一言に詰まります。そこで、各議題の頭で言うセリフを下書きしておきます。

各議題の冒頭で進行役が言う一言を、話し言葉で下書きしてください。
- 「では次に〜について。今日はここまで決めたいです」の形
- 長引いたときに次へ促す一言も1パターン添える
- 高圧的にならない、やわらかいトーンで
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前もって言葉があると、当日は画面のメモを見ながら落ち着いて回せます。before/afterで言えば、「えー、じゃあ次いきますか…」と濁っていた切り替えが、「ここまでで質問がなければ、次の当番表に進みます」と明確になります。

<!-- FIGURE: ゴール一文→AIで議題出し→時間配分→進行台本、の4ステップフロー -->

AIに任せない部分(ここは必ず人が)

下ごしらえは任せても、次の点は人が確認します。

  • 数字・固有名・日程は裏取りする。AIが「たぶんこう」で埋めた数値はハルシネーションのことがあります。会議で配る資料の数字は、元データで数え直します。
  • 社外秘・個人情報は無断で貼らない。参加者名や取引先名など機微な情報は、会社が許可した環境で扱い、心配なときは「A社」などの仮名に置き換えます。
  • 決めるのは人。AIの議題案はあくまで叩き台です。優先順位や「今日は見送る」の判断は、その場の人が決めます。
  • 終わりに決定事項とToDoを口頭で確認。ここを省くと、せっかくのアジェンダも「集まっただけ」に戻ります。

まとめ

会議のアジェンダづくりは、ゴールを一文で決めてからAIに議題・時間配分・進行台本を下書きさせ、数字と決定は人が握る——この順番を守るだけで、準備は短く、当日は迷いにくくなります。まずは次の会議で、目的の一文をAIに渡して議題を3つ出させるところから試してみてください。いつもの「なんとなく」が、少し輪郭を持ちます。

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