AI活用の教科書

プレスリリース・お知らせ文をAIで下書きするコツ|構成テンプレと例文プロンプト

プレスリリース2026年7月23日6 分で読了執筆: 翔平

新商品・イベント・夏季休業のお知らせを、AIで一気に下書きする手順をまとめました。5W1Hの渡し方、見出しの型、そのまま使えるプロンプト例、事実確認の注意点まで具体的に解説します。

広報お知らせ文ビジネス文書プロンプト
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プレスリリースや社外向けのお知らせ文は、「何をどの順で書くか」の型さえ決まれば、AIで下書きの8割まで一気に進められます。結論から言うと、あなたが用意するのは「事実(5W1H)」だけ。文章の骨組み・言い回し・見出しづくりはAIに任せ、数字と固有名詞の最終確認だけ人がやる——これがいちばん速くて事故が少ない分担です。

この記事では、新商品の告知・イベント案内・夏季休業のお知らせまで、そのまま使えるプロンプトと構成テンプレをまとめます。広報の専任がいない中小企業や個人事業でも、今日から下書きできる形にしました。

<!-- FIGURE: 記事全体を表すアイキャッチ(「事実を渡す→AIが構成→人が確認」の3ステップ) -->

AIに丸投げしてはいけない部分・任せていい部分

最初に線引きをはっきりさせておきます。ここを混ぜると、もっともらしいのに事実が違う文章ができあがってしまいます。

  • 人がやる:日時・価格・数量・社名・商品名・担当者名・連絡先などの「事実」。公開してよい情報かの判断。最終的な言い切りの強さ。
  • AIに任せる:全体の構成、見出しのつけ方、堅すぎない言い回し、冗長な部分の圧縮、想定される問い合わせの洗い出し。

生成AIは、渡していない事実を「それらしく」埋めてしまうことがあります(この現象はハルシネーションと呼ばれます)。空欄を勝手に埋めさせないのが最大のコツで、渡していない数字が本文に出てきたら必ず疑ってください。

<!-- FIGURE: 「人が決める事実」と「AIに任せる文章」を左右に分けた対比図 -->

プレスリリースの基本構成(この順番で埋める)

読み手(記者・取引先・お客様)が知りたい順に並べるのが鉄則です。AIに構成を任せるときも、この型を指定すると安定します。

  1. タイトル:一番言いたいことを一文で。数字や日付が入ると具体的になる
  2. リード(3〜4行):誰が・いつ・何を・なぜを冒頭で押さえる
  3. 本文:背景 → 詳細(特徴・仕様・価格) → 今後の展開
  4. 補足:会社概要、担当者・問い合わせ先
  5. 日付と発信元

このうち、あなたが事前に箇条書きで用意するのは 1〜4 の「中身」だけ。並べ方と文章化はAIに投げます。

<!-- FIGURE: プレスリリースの5ブロック構成を上から下への流れ図で -->

そのまま使えるプロンプト(新商品の告知)

ChatGPTClaudeGemini など、どのツールでも使える形にしています。箇条書きで事実を渡すのがポイントです。

あなたは企業広報の担当者です。以下の事実だけを使って、
プレスリリースの下書きを作ってください。

# 守ってほしいこと
- 渡していない数字・固有名詞は足さない(不明な箇所は【要確認】と書く)
- 誇大表現(業界初・最高・必ず 等)は使わず、事実ベースで書く
- 構成:タイトル → リード3行 → 背景 → 商品の特徴 → 価格と発売日 → 会社概要 → 問い合わせ先
- 文体:ですます調、1文は短く

# 事実
- 会社名:( )
- 商品・サービス名:( )
- 発売日:( )
- 価格:( )
- 特徴(3つまで):( )
- 開発の背景・きっかけ:( )
- 問い合わせ先:( )
コードをコピーしました

「渡していない数字は足さない」「不明は【要確認】と書く」の2行が効きます。これで、埋めてほしくない空欄が本文に紛れ込むのを防げます。出てきた【要確認】を自分で調べて埋めれば完成です。

用途別・追加の指示文

構成テンプレは共通で、最後の一言を変えるだけで用途を切り替えられます。

  • イベント・セミナー告知:「日時・場所・定員・申込方法・参加費を目立つ位置に。最後に申込の一文を添える」
  • 夏季休業・年末年始のお知らせ:「休業期間と、その間の問い合わせ・出荷の扱いを明記。取引先向けに丁寧な締めの一文を」
  • リニューアル・値上げのお知らせ:「変更点と変更日を先に。理由は簡潔に、お詫びと今後の姿勢を最後に」

季節柄、夏季休業のお知らせはこの時期に多い定型文です。「毎年ほぼ同じだけど、日付だけ差し替えるのが面倒」というときこそ、去年の文面と今年の日付を渡して整えてもらうと速く仕上がります。

<!-- FIGURE: 共通テンプレ+用途別の一言で分岐するイメージ図 -->

実際に使って分かった、失敗と対策

筆者が中小企業のお知らせ文でAIを使ったとき、つまずいたのは主に3つでした。

1. 盛りすぎる。何も言わないと「画期的な」「業界をリードする」といった大げさな形容が入りがちです。プロンプトに「誇大表現は使わない」と最初に書いておくと、素直な文章になります。

2. 事実がズレる。渡した価格を別の場所で違う金額に言い換えていたことがありました。数字は本文をコピーして電卓や元資料で照合するまで信じない、と決めておくと安全です。

3. 堅すぎる/砕けすぎる。相手(記者向けか、常連のお客様向けか)を伝えないと、トーンが合いません。「読み手は◯◯」と一言添えるだけで、ぐっと自然になります。

下書きから完成までの体感は、慣れれば1本あたり30分前後。ゼロから書くと1〜2時間かかっていたものが、事実の整理と確認に集中できるようになりました。

公開前チェックリスト

AIの下書きを「そのまま出す」のは避け、最後は必ず人の目で確認します。

  • 日付・価格・数量・社名・商品名は元資料と一致しているか
  • 【要確認】がすべて埋まっているか
  • 誇大な言い切り(絶対・最高・No.1 等)が残っていないか
  • 問い合わせ先の電話番号・メール・URLは正しいか
  • 公開してよい情報だけか(未発表の内容が混ざっていないか)

社外に出す文章は、一度出すと取り消しがききません。事実の確認と公開判断は人が持つ——この一線さえ守れば、AIは頼れる下書き役になります。

なお、広報やビジネスライティングそのものを体系的に学びたいときは、オンライン講座を一つ受けておくと型が身につきます。UdemyPR には広報・PR・文章術の講座がそろっていて、買い切りで手元に残るので、忙しい時期でも自分のペースで進められます。

本記事はアフィリエイトリンクを含みます(PR)。まずは手元のお知らせ文を、上のプロンプトに事実を入れて一度下書きしてみてください。次の1本から作業がぐっと軽くなります。

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