カンバン
Kanban/かんばん
ひとことで言うと
作業を付箋やカードにして「未着手・作業中・完了」に並べ、仕事の流れを見える化する管理のやり方です。
📖 もうちょい詳しく
何が新しいの?
カンバンは、もともと自動車工場で「必要なものを、必要なときに、必要なだけ」作るために使われた仕組みです。それをソフトウェア開発やふだんの仕事に持ち込んだのがカンバンです。むずかしい計画書を作るより、いまの作業を目で見て分かるようにすることを大事にします。
どうやって動いてるの?
ボード(板や画面)を「未着手」「作業中」「完了」のような列に分けます。やることひとつひとつを付箋やカードにして、進み具合に合わせて左から右へ動かしていきます。さらに「作業中の列に置けるカードは3枚まで」のように上限を決めるのが特徴で、これで一度に抱える仕事をしぼります。
何ができるの?
ボードを見るだけで「いま誰が何をしていて、どこで止まっているか」が一目で分かります。やりかけの仕事が一か所に溜まっていれば、そこが詰まっている場所だと気づけます。チームで使えば、口で報告し合わなくても進み具合を共有できます。
🌱 身近なたとえ
冷蔵庫のホワイトボードで例えると分かりやすいです。「買う」「冷蔵庫の中」「使い切った」と枠を書いて、食材の名前を付箋で動かしていく感じです。付箋の位置を見れば、今あるものと足りないものがすぐ分かります。カンバンもこれと同じで、仕事を付箋に置きかえて流れを見えるようにしています。
✅ まず覚えるポイント
- 作業を付箋やカードにして「見える化」する手法です
- ボードを「未着手・作業中・完了」などの列に分けます
- カードを左から右へ動かして進み具合を表します
- 「作業中は◯枚まで」と上限を決めて、抱えすぎを防ぎます
- やりかけ(仕掛り)が溜まった場所が、詰まりとして見えます
- アジャイル(短く区切って進める開発の考え方)の代表的な方法のひとつです
🧭 よくある勘違い
カンバン=ただのToDoリストのこと?
似ていますが、ねらいが違います。ToDoリストは「やることの一覧」ですが、カンバンは「いまどこまで進んだか」という流れまで見せます。さらに作業中の数に上限を置く点が、ふつうのリストとの大きな違いです。
付箋を貼れば、もうカンバンなの?
ボードを作っただけでは半分です。大事なのは、詰まっている場所を見つけて、やり方を少しずつ直していくことです。見える化はあくまで入り口で、改善の手がかりとして使ってこそ意味があります。
スクラムとは別物で、どちらか選ぶの?
対立するものではありません。スクラムは期間を区切って進める型、カンバンは流れを整える考え方です。両方を組み合わせて使うチームもあり、目的に合わせて取り入れて構いません。
🧩 関連して覚えると楽な言葉
- アジャイル: 短く区切って、作りながら直していく開発の考え方
- スクラム: 一定期間ごとに区切って計画と振り返りを回す進め方
- スプリント: スクラムで使う、数週間ほどの作業の区切り
- ウォーターフォール: 計画どおり上流から下流へ順番に進めるやり方
🏁 ひとことでまとめ
仕事を付箋にして並べ、流れと詰まりを目で見ながら整えていく。それがカンバンです。
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