SOAP
SOAP/そーぷ
ひとことで言うと
XMLで決まった形の手紙をやりとりし、システム同士をかっちりつなぐための通信ルールです。
📖 もうちょい詳しく
何が新しいの?
SOAP は、はなれた場所にあるシステム同士が決まった作法でやりとりするための通信ルールです。2000年ごろに広まり、銀行や保険、企業の業務システムなど「形式をきっちり守りたい」分野でよく使われてきました。会社と会社のシステムをつなぐ場面で、長く標準として定着しています。
どうやって動いてるの?
SOAP では、やりとりする内容を「エンベロープ」と呼ばれる決まった入れ物に入れて送ります。中身は XML という、タグで囲んで書く文字データの形式で書かれています。多くは HTTP という Web の通信路に乗せて運びますが、ほかの経路も使えます。さらに WSDL という設計書で「どんな項目を送れば動くか」を細かく決めておけるのが特徴です。
何ができるの?
形式があらかじめ厳密に決まっているので、項目の取りちがえや型のずれを防ぎやすくなります。送受信の確認や、途中で失敗したときの扱いといった、業務で必要なきまりごとも仕様として用意されています。そのため、お金や契約のように間違いが許されないやりとりに向いています。
🌱 身近なたとえ
役所に出す申請書で例えると、SOAP は「専用の封筒と、すべての記入欄が決められた書式」のようなものです。自由に書けるメモよりも手間はかかりますが、欄が決まっているぶん書きもれや読みちがいが起きにくくなります。受け取る側も、どこに何が書いてあるか最初から分かっています。
✅ まず覚えるポイント
- SOAP はシステム同士をつなぐ通信ルール(プロトコル)の一つです
- メッセージは XML で書き、「エンベロープ」という入れ物に入れます
- 多くは HTTP に乗せて運びますが、それ以外の経路も使えます
- WSDL という設計書で、送る項目や形をきっちり決められます
- 形式が厳密なので、銀行・保険など堅い業務システムで使われてきました
🧭 よくある勘違い
SOAP は REST の古い呼び名なの?
別物です。SOAP は「XML を決まった入れ物で送る」厳密なルール、REST は「Web の仕組みを素直に使う」ゆるやかな設計の考え方です。近年の Web サービスは手軽な REST が主流ですが、SOAP は今も堅い分野で現役です。
SOAP は石けんと関係あるの?
名前は同じつづりですが、洗う石けんとは無関係です。もともとは Simple Object Access Protocol の頭文字でした。今は略語というより、この通信方式そのものの名前として使われています。
XML を使えば SOAP なの?
いいえ。XML はあくまでデータの書き方の一つで、SOAP 以外でも広く使われます。SOAP は「XML をエンベロープに入れ、決まった作法で送る」というやり方まで含めて、はじめて SOAP と呼べます。
🧩 関連して覚えると楽な言葉
- REST: Web の仕組みを素直に使う、SOAP より手軽な設計スタイル
- API: ソフト同士が機能をやりとりするための窓口。SOAP はその実現方法の一つ
- XML: タグで囲んでデータを書く形式。SOAP のメッセージ本体に使われる
- HTTP: Web ページの通信路。SOAP のメッセージを運ぶことが多い
🏁 ひとことでまとめ
SOAP は、XML で書いた中身を決まった封筒に入れて送る、形式に厳しい通信ルールです。手軽さより正確さが求められる業務システムで力を発揮します。
TERM SEARCH
ほかの用語を調べる
検索ボックスを準備中…