AI活用の教科書

AI文字起こし・議事録ツール比較【2026年版】会議の記録を自動化するおすすめ

AI文字起こし2026年6月4日14 分で読了執筆: 翔平

Notta・Rimo Voice・無料の代替手段を、料金・精度・Web会議連携・話者分離で比較します。会議の音声を自動で文字起こし・要約したい社会人向けに、選び方を整理しました。

議事録会議効率化比較
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会議が終わったあとに「議事録、誰がまとめる?」と空気が止まる。あの時間、なくしたいですよね。

最近は、会議の音声を AI が自動で文字に起こして、そのまま要約まで作ってくれるツールが増えてきました。Zoom や Teams にボットが参加して録音し、終わったころには「発言の書き起こし」と「決定事項・ToDo の箇条書き」ができている ─ そんな使い方が現実的になっています。

ただ、ツールによって得意なこと(日本語の精度・Web会議連携・要約)と料金の仕組みがけっこう違います。この記事では、定番の Notta と国産の Rimo Voice、それに「お金をかけない無料の組み合わせ」を、社会人が会議の議事録に使う前提で比較します。読み終わるころには、自分の会議の量と頻度に合った選び方が見えるはずです。

料金・仕様は2026年6月時点の各社公式情報に基づきます。プランや分数の上限はキャンペーンや改定で変わることがあるため、契約前に最新情報を公式サイトでご確認ください。

結論:タイプ別おすすめ早見表

こういう人おすすめ
まず無料で試したい・Zoom/Teamsを日本語で自動化したいNotta
日本語の精度重視・インタビューや会議を要約まで完結したいRimo Voice
たまにしか使わない・費用をかけたくないスマホ音声入力+ChatGPT/Claude要約(無料の組み合わせ)

ざっくり言うと、SB迷ったら無料プランのある Notta からスタートSE、SB日本語の文字起こしと要約をきれいに仕上げたいなら Rimo VoiceSE、利用頻度が低いなら無料の組み合わせ、という構図です。以下で、何を基準に選ぶかと、各ツールの中身を順番に見ていきます。

選ぶときに見るポイント

ツールの良し悪しは「価格の安さ」だけでは決まりません。会議の議事録に使うなら、次の4つを自分の使い方に当てはめて確認すると、あとで後悔しにくいです。

1. 自分の会議時間に「分数」が足りるか

多くのツールは「月◯分まで」という時間制(時間の上限)で料金が決まります。無料プランは月120分前後にとどまることが多く、1回の会議が長い人だとすぐ使い切ってしまいます。「文字起こし無制限」とうたうプランでも、1回あたりの長さや AI 要約の月間回数に別の上限がある場合があります。週に何時間ぶんの会議を流すかを先に見積もって、分数ベースで足りるか確認するのがおすすめです。

2. 月払いか年払いか

同じプランでも、月払いと年払いで料金が大きく変わります。年払いは月額換算が安くなる(目安で1〜4割ほど割り引かれる)ことが多いです。ただし、合わなかったときに途中で解約しづらいのが難点です。まずは無料枠や月払いで相性を確かめてから、年払いに切り替えるのが無難です。

3. Web会議連携と「話者分離」

Zoom・Teams・Google Meet などにボットが参加して自動録音できると、会議のたびに手で録音する手間が省けます。対応している会議サービスは製品やプランで違うので、自分がよく使うものに対応しているか確認しましょう。あわせて「話者分離(誰が話したかを書き分ける機能)」があるかも大事です。これがないと、議事録として読みづらくなります。

4. 精度と「公称値の読み方」

「精度98%以上」のような数字を見かけますが、これは提供元の決まった条件で測った値で、誰のどんな音声でも同じ精度になるわけではありません。騒音・複数人の同時発話・滑舌・専門用語が多い場面では、どのツールでも精度が落ちることがあります。無料枠やトライアルで、自分の会議の音声で一度試してから本契約するのが確実です。

3つの選択肢の比較表

選択肢料金の目安(2026年6月時点)無料で試せるWeb会議連携話者分離AI要約
Notta無料0円/個人向け有料は月払い約1,980円〜(年払いで月額換算が下がる)◯(無料プランあり・月120分まで)Zoom・Teams・Google Meet・Webexありあり
Rimo Voice文字起こしプラン月約1,650円〜/要約も使うプロは月約4,950円〜△(常設無料はなく試用のみ)Zoom・Teams・Google Meet(上位プラン)ありあり(プロ以上)
無料の組み合わせ基本0円(要約に使う生成AIの有料版は別途月20ドル前後)自動参加・録音は不向きなし(Googleドキュメント音声入力)ChatGPT/Claudeで自前

※2026年6月時点の目安です。料金・分数の上限・割引率はキャンペーンや改定で変動します。最新の金額は必ず各公式の料金ページでご確認ください。

各サービスの詳細

Notta(ノッタ)

特徴:日本語の文字起こしに強い、クラウド型の総合 AI 議事録ツールです。録音・音声や動画ファイルの取り込み・Web会議のリアルタイム文字起こしまで一通りこなし、要約や話者識別も使えます。無料プランがあるので、登録してすぐ試せるのが大きな強みです。国内の利用者が多く、ブランド調査でも上位に挙がる定番です。

メリット

  • 無料プランがあり、登録すぐに試せる(2026年6月時点では月120分までが目安)
  • 日本語の認識精度が高いとの評判が多く、国内利用者の多い定番
  • Zoom・Teams・Google Meet・Webex など主要なWeb会議に幅広く連携
  • 話者識別(誰が話したかの書き分け)と AI 要約を搭載
  • 音声・動画ファイルの取り込みや、多言語の文字起こし・翻訳にも対応
  • 年払いにすると月額換算が下がる(2026年6月時点では約4割引きが目安)

注意点/デメリット

  • 無料プランは1回3分・月120分まで、AI 要約も月10回までと制限が強く、実会議には足りないことが多いです
  • 月払いは年払いに比べて割高で、個人向けで月約1,980円ほどです
  • 文字起こしは時間制(個人向けで月1,800分などが目安)で、長時間たくさん使うとビジネス向け以上が必要になります
  • 騒音・滑舌・複数人の同時発話・専門用語が多い場面では精度が落ちる場合があります(これは AI 共通の弱点です)

こんな人に:無料からまず試したい個人や、Zoom・Teams の会議の議事録を日本語中心で自動化したい会社員・チームに向いています。多言語の文字起こしや翻訳も使いたい人にも便利です。まずはNottaの無料プランで、自分の会議の音声がどのくらいきれいに起こせるかを確かめてみるのがよいでしょう。

なお、公式などで見かける「精度98.86%」といった数値は、提供元の条件で測った公称値です。誰のどんな音声でも同じになるわけではない点に注意してください。料金や各プランの分数上限・割引率は変わることがあるため、目安として扱い、契約前に公式の料金ページで確認するのが前提です。無料トライアル(上位機能を数日間試せる枠)の条件は、Web版とアプリ版で異なるという案内もあるため、細かい点は公式での確認をおすすめします。

Rimo Voice(リモボイス)

特徴:日本語特化をうたう国産の AI 議事録ツールです。高精度な文字起こしと AI 要約、話者分離に対応し、音声とテキストを同期させて再生したり、URL で共有したりが使いやすいと評価されています。2026年6月時点では個人向けの定額プランが用意され、Web会議の自動録音から要約まで一通りこなせます。会議だけでなくインタビューの文字起こしでも支持があります。

メリット

  • 日本語の文字起こし精度が高いと評判で、インタビューや方言でも比較的拾えるという口コミがあります
  • AI 要約・話者分離・音声テキストの同期再生など、議事録に必要な機能がそろっています
  • クレジットカード登録なしの無料トライアルで試せます
  • 国産サービスで UI が日本語前提のため、共有や編集がしやすいです
  • 上位プランは文字起こし無制限に加え、Web会議ボットによる録音にも対応します

注意点/デメリット

  • 常設の無料プランはなく、無料は試用(トライアル)のみです
  • AI 要約や Web会議ボットを使うにはプロ(2026年6月時点で月約4,950円が目安)以上が必要で、フル機能を使うとやや高めです
  • 最安の文字起こしプランは AI 要約が付かないため、要約まで欲しいと割高になります
  • 良好な録音環境が前提で、騒音や複数人の同時発話などでは精度が落ちることがあります
  • 専用の録音デバイスはなく、録音はスマホや PC まかせです

こんな人に:日本語の会議やインタビューを、高い精度で文字起こししつつ要約までまとめたい個人・チームに向いています。国産ツールで共有・編集まで一気に終わらせたい人にも合います。要約まで使いたいならRimo Voiceのプロプランが基準になりますが、まずは無料トライアルで自分の音声との相性を見てから決めると失敗しにくいです。

ひとつ補足です。Rimo Voice は2026年6月に個人向けの定額プランへ体系を見直しているところで、以前は「音声33秒ごとに約22円」といった従量課金が案内されていました。現行の公式プランページでは従量課金の記載が確認できず、定額プラン中心に移ったと見られますが、過去の情報が残る比較サイトと食い違っています。従量課金の有無や条件、年払いの正確な額・割引率は、公式での再確認をおすすめします。

無料の組み合わせ(スマホ音声入力+ChatGPT/Claude要約)

特徴:専用ツールを使わず、手元の無料機能だけで「文字起こし+要約」を組み立てる方法です。スマホの音声入力や Google ドキュメント・Word の音声入力でテキスト化し、その下書きを ChatGPT や Claude に貼って議事録のかたちに要約する、という流れです。コストをかけたくない人や、たまにしか使わない人向けの選択肢として押さえておくとよいでしょう。

メリット

  • 追加コストがほぼゼロで始められます
  • ちょっとしたメモや短時間の口述には十分使えます
  • ChatGPT や Claude に貼れば、要点・決定事項・ToDo の箇条書き要約まで自動化できます
  • アカウントさえあればすぐ使えて、導入の手間が少ないです

注意点/デメリット

  • Google ドキュメントの音声入力は話者分離ができず、誰の発言かを区別できません(議事録にはやや不向きです)
  • Google ドキュメントの音声入力は録音済みファイルの読み込みに対応しておらず、基本はその場でのリアルタイム入力のみです
  • Web会議への自動参加・録音や、長時間の安定した文字起こしには向きません
  • 文字起こしと要約を別々に手作業でつなぐ必要があり、専用ツールより手間がかかります
  • AI 要約は元の文字起こしが不正確だと要約も崩れます(精度は入力品質しだいです)

こんな人に:費用をかけたくない人、利用頻度が低い人、短い口述メモや個人用途に向いています。会議の本格的な議事録自動化までは要らない、というライトな使い方ならこれで足ります。

なお、Word のディクテーション(音声入力)は無料というより、多くが Microsoft 365(有料契約)を前提にしている点に注意してください。これらは組み合わせ前提の「自前運用」なので、話者分離・会議ボット録音・長時間処理といった専用ツールの利点は得られません。機密を含む会議では、生成AIへ音声や文字起こしを入力してよいかを、会社のルールで必ず確認してください。

契約・申し込み前に確認したいこと

便利なツールほど、料金や使い勝手の「落とし穴」を見落としがちです。申し込み前に次の3点だけは確認しておくと安心です。

  • 年払いの解約しづらさ:年払いは安くなりますが、合わなかったときに途中でやめにくいことが多いです。最初は無料枠か月払いで相性を見てから、年払いに切り替えるのが無難です。
  • 無料体験の条件と期間:無料プランと無料トライアル(試用)は別物です。試用は数日間だけだったり、Web版とアプリ版で条件が違ったりすることがあります。何ができて、いつ終わるのかを登録前に確認しましょう。クレジットカード登録が要るかどうかも見ておくと安心です。
  • 会議の録音同意と社内規定:ボットが会議に参加して録音する方式では、参加者への録音同意が前提になります。あわせて、生成AIに議事録を入力してよいか、会社のセキュリティ規定も確認しておきましょう。機密を含む会議では特に大切です。

まとめ

最後に、重視するポイント別の推しを整理します。

重視すること推し
まず無料で試す・Web会議の自動化Notta
日本語の精度・要約まで完結Rimo Voice
費用ゼロ・低頻度の利用スマホ音声入力+ChatGPT/Claude要約

現実的な選び方のルートはこうです。SBまず無料プランのある Notta を登録し、自分の会議の音声で精度と使い勝手を確かめます。SE そのうえで、日本語の文字起こしや要約をもっときれいに仕上げたい、共有・編集まで国産ツールで完結させたいと感じたら、Rimo Voice の無料トライアルを試して比べてみてください。会議の頻度がそもそも低いなら、無料の組み合わせで十分なこともあります。

どのツールも料金やプランは見直されることがあります。本記事の数値は2026年6月時点の目安なので、契約前にはかならず各公式の最新の料金ページでご確認ください。


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